音楽ライター本気推し! 2021年に聴きたいバンド&アーティスト【ヂラフのFIND OUT! アーカイブ#1】

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いい音楽は誰よりも早く知りたい。そして我が物顔でひとりじめしたい。でも、「この感激をみんなと共有できたらいいのに」とか「いつか大きなハコで演奏する姿が観たい」とかいろんな欲に負けて、結局は声を大にしておすすめしてしまうのが音楽好きの性だ。

ヂラフライターがグッとくるアーティストを発掘する『ヂラフのFIND OUT!』も、気づけば開始から早1年。結成間もない若手から、新たなアプローチに挑むベテランまで、計25組を紹介してきた。今回はそのなかから活動開始5年以内(2016年〜)のFIND OUTアーティスト17組を、アーカイブ第1弾としてあらためてお届けする。

全記事、ご本人公認。なかにはメッセージを寄せてくださったアーティストもいるのでぜひチェックを。


早耳リスナーは知っておきたい!
活動開始5年以内(2016年〜)のバンド&アーティスト

Mellow Youth
(メロウユース)

2017年結成、令和と昭和が錯綜した色気あるサウンドが魅力のバンド。「ヂラフマガジンはMellow Youthびいき」と思われても致しかたないほど、編集長のわたし自らが近年推しに推している。夜の上海、甘ったるく香るダンスホール、深海の底、真夏の太陽の下… 彼らの音楽はわたしたちを、瞬時にさまざまな場所へ誘う。

『Odor』
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(選・三橋温子)


炙りなタウン
(あぶりなたうん)

2018年結成、岡山県倉敷市発のスリーピースバンド。「岡山発平成最後の貧乳パンクバンド」という破壊力のあるキャッチコピーを裏切らない、パワフルなライブパフォーマンスに定評あり。ちょっと青臭い「女の本音」をパンクに歌う彼女たちに、思わず共感せずにいられないガールズは多いのでは?

『63円』
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(選・きゆか)


cadode
(かどで)

2018年結成、「廃墟系」を称するポップユニット。Vocal、Music Producer、General Managerの3人からなる。エモい、切ない、ノスタルジック、美しい… どんな単語を並べ立てても、cadodeの音楽は1ミリも表現できない。ただ音の風に身をまかせて、自分の心と世界とを行き来する旅に出たい。

『暁、星に』
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(選・望月柚花)


SHE’ll SLEEP
(シールスリープ)

2018年結成、長野県松本市発のスリーピースバンド。インディーズレーベル「THE NINTH APOLLO」に所属。バンド名による検索数もぐんぐん伸びている、まさにネクストブレイク必至のバンドだ。疾走感あふれるビートに、かすれ気味の叙情的なボーカルが乗る。これでまだ20歳前後の若さなのだから末恐ろしい。

『ロストルーム』
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(選・きゆか)


街鳴り
(まちなり)

2019年結成、大阪発のスリーピースバンド。透明感があるのに芯の強さも感じるSorakoのボーカルが耳に残る。初ライブにして、その場に居合わせた音楽関係者からMV制作やレコーディングの申し出を受けたというエピソードも。結成2年、まだまだ伸びしろを秘めているであろう注目バンドだ。

『胸の内』
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(選・倉田航仁郎)


Nonfiction Cartoons
(ノンフィクション カートゥーンズ)

2018年結成、大阪発のスリーピースバンド。「メロディックチャレンジパンク」なるジャンルを掲げ、若いメロコアファンを魅了する。90〜00年代パンクで育ったわたしとしては、こういう若くてエネルギッシュなバンドがライブハウスをもみくちゃにする様をもっと拝みたいと思う。早くダイブ・モッシュができる世の中に戻るといいね。

『ヘルクレス』
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(選・きゆか)


illiomote
(いりおもて)

2019年活動開始、ファッションアイコンとしても活躍する2人によるパフォーマンス・ユニット。シンプルなのに中毒性のあるメロディと、核心をついているのにポップなリリックが、日常を嫌味なくハッピーに彩ってくれる。2人のテーマである「HAPPY POP」が詰まったMVもぜひ観てほしい。

『What is??』
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(選・望月柚花)


ginger
(ジンジャー)

2018年結成、島根県松江市発のスリーピースバンド。結成早々、コンテストでのグランプリ獲得、大型フェス出演、さんいん中央テレビの人気番組『かまいたちの掟』のエンディング曲への起用など、華々しい活躍を見せている。ポップで可愛らしい世界観だが、そのなかに垣間見える繊細さや切なさやズルさがリスナーを惹きつける。

『最終』
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(選・きゆか)


CODE AXE
(コードアックス)

2016年結成、長崎県佐世保市発のメロディックハードコアバンド。この、最初の1音を聴いただけでライブハウスにトリップしてしまう感覚はやはり最高だ。キレのあるサウンドと、心を揺さぶるのに耳に心地よく浸透するボーカル&コーラスワークはさすが。全国各地のライブハウスにファンが詰めかけるのもうなずける。

『NAKED』
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(選・曽我美なつめ)


HelloNewWorld
(ハローニューワールド)

2016年結成、山口県宇部市発のスリーピースバンド。大型フェス出演などを通じ、注目度がじわじわ高まっている。男女ツインボーカルが織りなすまっすぐで切実なハーモニー、水面のようにきらめくメロディ、そしてなによりバンド名がいいじゃないか。どんなに時代が変わっても、彼らはきっと未来を見せてくれる。

『拝啓、最愛の町』
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(選・曽我美なつめ)


PUTAINS
(ピュタンズ)

2016年結成、愛媛県松山市発のスリーピースバンド。UKロックやブリティッシュポップ、さらに日本のポップスもルーツにもつサウンドは、ハッピーで緩やかでどこか懐かしい。甘い顔立ちから想像される歌声をみごとに裏切るVo.MSYKのハスキーボイスも魅力。芝生に寝ころがって、空に手を伸ばしながら聴きたい。

『Piece Of Cake』
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(選・曽我美なつめ)


SOUSEMOMENT
(サウスモーメント)

2017年結成、山口・福岡を中心に活動するスリーピースバンド。気取ったり飾ったりしないストレートな音楽性は、ギターロックってやっぱりいいよな、と思わせてくれる。押しつけがましいメッセージ性も彼らの音楽にはない。彼らが描き出す景色や心情に、いつしか心がそっと満たされていく。

『Afterglow』
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(選・曽我美なつめ)


Alfred
(アルフレッド)

2016年結成、エモ、ポップパンク、オルタナティブの要素を取り入れたロックバンド。物語を綴るようなグッドメロディは、聴き終えたあともしばらく脳内から消えない。〈『白日 / King Gnu』をWANIMAっぽくしてみた!〉などのカバー動画も人気だが、それも優れたメロディーセンスがあってこそ。

『Time To Leave』
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(選・きゆか)


BEAKS
(ビークス)

2016年結成、愛知県名古屋市発のスリーピースバンド。奏でるのは、どこまでもまっすぐな青春ロック。青春真っ只中の人は胸がキュッとなって、青春を経験済みの人はあのころの甘酸っぱさや気恥ずかしさを思い返してやはり胸がキュッとなる。その痛みを振り切るように、なりふりかまわずシンガロングしたくなる。

『ブルーアワー』
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(選・きゆか)


pluck.
(ぷらっく)

2019年に現バンド名・現体制となってリスタート。メンバー全員が本業をもち、リモートで制作をおこなうなど新しいアプローチで活動をしている。過去を二度と取り戻せない喪失感と、それが記憶となって自分のなかに生き続ける心強さ。そんな相反する心情を、ファルセット混じりの美声で歌いあげる。

『pale』
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(選・望月柚花)


Jessica
(ジェシカ)

2019年結成、愛媛県松山市発のフォーピースバンド。今春に1st Mini Albumリリースと中四国ツアーを果たし、ネクストステージへと踏み出したばかり。フレッシュなバンドながら、曲のところどころで顔を出す「アンニュイさ」や「渋さ」や「泣きメロ」にまんまと心をつかまれる。

『Good Time』Album Trailer
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(選・曽我美なつめ)


狐の嫁入り前
(きつねのよめいりまえ)

2018年結成、こちらも愛媛県松山市発のツーピースバンド。彼らの音楽を聴くと、アンデルセンやグリム兄弟が残した「大人の童話」を思い出す。ピュアささえ感じる世界観なのに、突如現れる残酷さにドキッとする。この感覚、嫌いじゃない。いや、むしろ大好物。ダメだとわかっているのに、その先の闇に足を踏み入れてしまう。

『吉兆の知らせ』Album Trailer
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(選・曽我美なつめ)


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(文・三橋温子)