【バウンダリー】バンド結成10周年。レーベル所属後も変わらない、楽曲に込められた「ロック魂」というエッセンス
感情がそのまま溢れ出たような純粋で真っ直ぐな歌詞、その歌詞をより情熱的かつ感傷的に装飾するサウンド。そんな楽曲を全国各地のライブハウスやフェスでかき鳴らしているスリーピースロックバンド、バウンダリー。2013年に大阪で結成されたバウンダリー...
感情がそのまま溢れ出たような純粋で真っ直ぐな歌詞、その歌詞をより情熱的かつ感傷的に装飾するサウンド。そんな楽曲を全国各地のライブハウスやフェスでかき鳴らしているスリーピースロックバンド、バウンダリー。2013年に大阪で結成されたバウンダリー...
目を細めたくなるほどの眩しさと、どうすることもできない切なさを運ぶ夕暮れが、そのまま彼女という人間になったような——そんなエモーショナルな存在感を醸し出すシンガーソングライター・乃紫(のあ)。2022年よりTikTokに曲の制作過程をダイジ...
「私たちの音楽が全国に届いていることも、全国のCDショップに置いてもらっていることも、まだまだ実感はなくて夢のようです」人生は時として、思いもよらぬ方向へ進んでいくことがある。そのきっかけはほんの些細なものかもしれないし、立ち直るのに時間が...
「自分らしく生きていきたい」あなたはこのように思ったことはないだろうか。「好きなことをして、好きなように生きていきたい」、そう思ったことが。しかし、そのように生きることは非常に難しい。なぜなら、「独りで戦い抜く強さ」と「意志」を持たなければ...
「古参になるなら今のうち」という言葉が一定の力を持つように、いずれ出会いを迎えて“推し”となるアーティストには、いつだってもっと早く出会いたかったと思うもの。ヂラフライターがグッとくるアーティストを発掘する『ヂラフのFIND OUT!』も、...
音楽を好きになる理由は様々だと思う。共感できる歌詞、好みのメロディーライン、真似したくなるような楽器のプレイなど、聴き手によって様々な理由が考えられる。その数多くある理由の中で、私は楽曲に込められた「世界観」や「テーマ」に心が惹かれる。世界...
四国は高知を拠点とし、かれこれ十数年以上にわたり焦燥感溢れる轟音を響かせ続ける、ソリッドないぶし銀のバンドがいる。汗と埃とアルコールの歴史を粛々と積み重ねる、薄暗い小さなライブハウス。文字通り脈々と世代を超えその血を受け継ぐ地方オルタナシー...
2023年の注目アーティストを選ぶヂラフマガジンの企画記事で私が選んだのは、シンガーソングライターの渡辺雅弘(わたなべまさひろ)。2022年1月、渡辺は「肺がん(肺腺癌)ALK陽性型ステージⅣb、余命5年」と診断されたことを公表(当時37歳...
一度体感すれば、鼓膜と肌がその衝撃を記憶してしまうような轟音。2019年に高校の軽音楽部で結成されたyodomi(よどみ)は、グランジ系のどでかい音を放つスリーピースバンドである。ライブバンドでありながら、3月10日(金)の自主企画ライブ『...
「親の影響で音楽は色々聴いてきましたが、初めて楽器を手にしたのは中学3年生のときに買った楽器屋で一番安いレスポールでした。当時はアンプの存在も知らないまま、ただ練習していたんですよ」同じような経験をした人間なら「あるある!」と共感してしまい...
今の時代、音楽そのものだけではなく、アーティストの人生や価値観、その人自身の魅力が評価されることが増えているのではないだろうか。とくに、着飾らずにありのままの姿を見せてくれるアーティストは、共感や人気を得やすい。そこで今回は、まさに素のまま...
「楽器のみで世界観が表現できる」インストバンドの魅力はまさにこれだと私は思っている。ロックやポップスとの大きな違いは歌詞があるかどうかだ。歌詞がないからこそ表現できる世界もあるのだと、インストを聴くと思い知らされる。今回はそんなインストバン...
二度と戻れないあの日への憧憬。大切なものを手放してしまった自分への失望。遠い異国の惨状を知りつつなにもできない無力感。抱えきれない感情は、生きていれば自ずと増えていく。それをいなして、音という不思議なものに昇華してくれるのが、音楽であるとわ...
2022年5月30日、ライブハウス・渋谷ミルキーウェイ『Happiness to you vol.12』に出演していた彼らを見た時、落ち着いた余裕のあるパフォーマンスと、彼ら自身の音楽への確固たる美意識を強く感じ、本当に初めてのライブなのだ...
愛とは何か、生きるとは何か。見ず知らずの誰かがそのようなことを急に語り出そうものなら、気恥ずかしくて耳を塞ぎたくなってしまう。しかし、音楽というフィルターを通してなら、愛や生命について自ら熟考してみたり、誰かと語り合いたいと思う時がある。或...
「ハローモンテスキュー」。かの偉大な啓蒙思想家が時空を超えて思わず振り向いてしまいそうな、そんな愛らしいバンド名に心惹かれる。モンテスキューとはフランスの啓蒙思想家であり、三権分立論を唱え、民主主義の基本原理を打ちたてた人物。学生時代、教科...
北関東の音楽シーンの中でとびっきりの原石を見つけた。「茨城は水戸 歌うたい」。自らをそう名乗るシンガーソングライター大谷修登(おおやしゅうと)。彼を一言で紹介すると「土砂降りの雨」の中にいるような人だ。彼のライブを初めて見たのは今年5月。水...
一度聞くと忘れがたい日本語バンド名は数多あるが、なかでも潔くて奇妙なのがこの「一寸先闇バンド」。シンガーソングライターのおーたけ@じぇーむずが自身のワンマンライブ『一寸先、闇』で集めたバンドメンバーに惚れ込み、そのまま2019年に正式に結成...
様々なデジタルテクノロジーが発達した現代、音楽というカルチャーはどこまでもライトに、ポップに、シャープに、そしてスタイリッシュに。世の中を席巻する、そんな圧倒的多数のミュージック。それらも確かに魅力的だけれど、私の中にはいつだって、どこかで...
「バンドはこうじゃなきゃいけない」という固定観念を取り払い、ボーカル、ギター、ベース、DJという自由度の高い編成で構成されたスリーピースバンド。レコーディングでは別のミュージシャンが演奏したり、編曲をバンド外のクリエイターに依頼したりと、い...