「明日からも頑張ろう」、そう背中を強く押される瞬間はどんなときだろうか。音楽が好きで、さらにライブが好きな人なら、「好きなアーティストのライブを観たあと」に、そう感じたことがあるのではないだろうか。
CDやYouTubeからでは伝わらないライブならではの熱量に、音楽ファンはより一層虜にさせられる。筆者もそのうちのひとりで、Nonfiction Cartoonsのライブには何度も背中を押された。
正真正銘の、チャレンジパンク魂
2018年3月に結成し、大阪アメ村のライブハウス「新神楽」を中心に勢力的に活動しているNonfiction Cartoons。彼らが発売している音源は2枚にもかかわらず、1分1秒も無駄にしない全力のパフォーマンスで多くの若いメロコアファンを魅了している。8月15日に3rd DEMO音源を発売する予定もあり、成長し続けるNonfiction Cartoonsから目が離せない。
Nonfiction Cartoonsのライブに出会ったのは約1年前、何気なく観に行った地元のライブハウスでのことだった。2枚目のDEMO音源のツアー中だった彼らは、喉の奥が軋むほど真っ直ぐな演奏を行なっていた。演奏の余韻が身体中に響き渡り、奮い立たされたことを覚えている。
あのときを思い出したくて他のライブにも足を運ぶと、その感触は想像以上に更新されていた。観れば観るほど3人の一体感がどんどん大きくなり、アツいライブ演奏の軸を創っていくように感じられた。それはまさに、Nonfiction Cartoonsという「3人」じゃなきゃ創られない軸。正真正銘のチャレンジパンク魂が溢れている。この勢いはきっと止まることはない、と心の底から感じた。
たとえ小さなライブハウスからでも
純粋に、Nonfiction Cartoonsの3rd DEMO音源の発売が楽しみである。なぜかというと、時折ライブで演奏していた新曲がとても印象に残っているからだ。そんな数々の新曲が音源として手元に届くことにとても胸が躍る。
観客はもちろんメンバー自身をも鼓舞する偽りのない熱量は、くたびれた身体を奮い立たせ、「明日からも頑張ろう」という感情とともに一歩踏み出すパワーを与えてくれる。それらはCDだけじゃ、YouTubeだけじゃ、絶対に得ることはできない。こんな世の中だからこそ、Nonfiction Cartoonsが創りあげたライブハウスの光景を思い出してはまた恋しくなる。
ライブハウスで演奏することの意味を、自らのライブ演奏を通じて世の中にしっかり届けているNonfiction Cartoonsが、大阪アメ村のライブハウス「新神楽」に存在している。その事実だけで、ライブハウスの未来はキラキラと煌めいている。
MESSAGE
こんにちは! 大阪、Nonfiction Cartoonsです。僕らは関西を中心に活動しているメロディックチャレンジパンク3ピースバンドです。
現在、ライブすることが難しい状態ですが、またみんなと一緒にライブハウスで最高な空間を作りたいと思ってます! まだまだ僕らのことを知らない人も、是非この機会にチェックしてみてください!
僕らのことを応援してくれているみんな! 3rd DEMO準備しているので楽しみにしていてください!
これからもNonfiction Cartoonsをよろしくお願いします!
(文・きゆか)
PROFILE
Nonfiction Cartoons
(ノンフィクション カートゥーンズ)
メンバー
L→R
八木憲太郎(Guitar / Chorus)
石黒寛幸(Bass / Vocal)
松原巧(Drums / Chorus)
活動開始
2018年
主な活動拠点
関西
ライブハウス 新神楽
HP / SNS