
【さいわいな部屋】「影の側面があるから安寧があると思う」健全であることの難しさを照らす柔らかな光
家。それぞれの帰る場所として機能するべきこの存在は、我々に安らぎを与えてくれるだろう。一方その安心は、目を凝らせば見えてくる不均衡の上に成立しているのも事実。ソロプロジェクトや数多の楽曲のカバーなど、...
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家。それぞれの帰る場所として機能するべきこの存在は、我々に安らぎを与えてくれるだろう。一方その安心は、目を凝らせば見えてくる不均衡の上に成立しているのも事実。ソロプロジェクトや数多の楽曲のカバーなど、...
東京都心部では渋谷や新宿、下北沢、高円寺といったエリアによって盛んな音楽、人気のバンドの系統が少しずつ違う。ロックという音楽ジャンルひとつ取っても途方もない多彩さがあるが、それは全国各地の地方都市でも...
2024年に始動した大阪発の4人組・Sazanamiは、途方もないほどに広大な空を見上げ、自分の矮小さに傷ついている。目まぐるしく流転する世界の速度に追いつけず、理想で満ち溢れていた自己の世界が崩壊の音色を奏で始...
多彩な表情を持つ歌声と、人々を熱狂させるグルーヴ感を身に纏い、新世代のシンガーソングライターとして急激に注目度を高めているBaby Canta(ベイビー カンタ)。2024年よりSNSにて活動を開始し、その卓越したギタ...
2022年に福岡で生まれた“突風”が、いま、全国に吹き荒れようとしている。奏人心(そうとしん)は、メンバー全員19歳のスリーピース“突風ロックバンド”。高校の軽音サークルで結成され、2024年11月に1st Single『昼で...
北海道札幌市を拠点に活躍する4ピースバンド・天国旅行。道内での活動はもちろんのこと、これまでにも都市部を中心とした各地でのライブ出演、ならびに東京では度々のワンマンライブも成功させた実績を持つ。インデ...
世界的なパンデミックを経たのち、昨年から今年にかけて大勢の元に少しずつ日常が戻って来た。しかし感染症は依然として音楽業界全体に大小様々な爪痕を残しており、現在首都圏を中心に活動するエレクトロユニット・...
2017年に香川・高松で結成され、今日までマイペースながらも確かな歩みで活動を続けてきたオルタナティブ3ピースバンド・kinderwalls(キンダーウォールズ)。そんな彼らが結成7年目を迎えた今年2024年、レーベル・A...
愛媛県松山市を拠点として活動し、懐かしくもモダンでポップなギターサウンドを大きな武器とするバンド・ヘビーメロウ。昨年2023年より、2~3ヶ月に一度の定期的な配信シングルリリースを重ねてきた彼らだが、2024年...
感情がそのまま溢れ出たような純粋で真っ直ぐな歌詞、その歌詞をより情熱的かつ感傷的に装飾するサウンド。そんな楽曲を全国各地のライブハウスやフェスでかき鳴らしているスリーピースロックバンド、バウンダリー。...
目を細めたくなるほどの眩しさと、どうすることもできない切なさを運ぶ夕暮れが、そのまま彼女という人間になったような——そんなエモーショナルな存在感を醸し出すシンガーソングライター・乃紫(のあ)。2022年より...
「私たちの音楽が全国に届いていることも、全国のCDショップに置いてもらっていることも、まだまだ実感はなくて夢のようです」人生は時として、思いもよらぬ方向へ進んでいくことがある。そのきっかけはほんの些細な...
「自分らしく生きていきたい」あなたはこのように思ったことはないだろうか。「好きなことをして、好きなように生きていきたい」、そう思ったことが。しかし、そのように生きることは非常に難しい。なぜなら、「独り...
「古参になるなら今のうち」という言葉が一定の力を持つように、いずれ出会いを迎えて“推し”となるアーティストには、いつだってもっと早く出会いたかったと思うもの。ヂラフライターがグッとくるアーティストを発掘...
音楽を好きになる理由は様々だと思う。共感できる歌詞、好みのメロディーライン、真似したくなるような楽器のプレイなど、聴き手によって様々な理由が考えられる。その数多くある理由の中で、私は楽曲に込められた「...
四国は高知を拠点とし、かれこれ十数年以上にわたり焦燥感溢れる轟音を響かせ続ける、ソリッドないぶし銀のバンドがいる。汗と埃とアルコールの歴史を粛々と積み重ねる、薄暗い小さなライブハウス。文字通り脈々と世...
2023年の注目アーティストを選ぶヂラフマガジンの企画記事で私が選んだのは、シンガーソングライターの渡辺雅弘(わたなべまさひろ)。2022年1月、渡辺は「肺がん(肺腺癌)ALK陽性型ステージⅣb、余命5年」と診断さ...
一度体感すれば、鼓膜と肌がその衝撃を記憶してしまうような轟音。2019年に高校の軽音楽部で結成されたyodomi(よどみ)は、グランジ系のどでかい音を放つスリーピースバンドである。ライブバンドでありながら、3月1...
「親の影響で音楽は色々聴いてきましたが、初めて楽器を手にしたのは中学3年生のときに買った楽器屋で一番安いレスポールでした。当時はアンプの存在も知らないまま、ただ練習していたんですよ」同じような経験をし...
今の時代、音楽そのものだけではなく、アーティストの人生や価値観、その人自身の魅力が評価されることが増えているのではないだろうか。とくに、着飾らずにありのままの姿を見せてくれるアーティストは、共感や人気...