【PUSH!! by TuneCore Japan #1】Kinami(シンガー) / Julia Takada(シンガー)|2023年10月の最旬インディペンデントアーティスト

望月 柚花

望月 柚花

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大手レーベルや事務所に所属せずに音楽活動をおこなう「インディペンデント(独立)アーティスト」を対象に、楽曲配信や活動サポートなどのサービスを提供しているTuneCore Japan。

ジャンル問わずさまざまなアーティストのパートナーとして伴走するTuneCore Japanが、いま最もプッシュしたいのはどのインディペンデントアーティストなのか。

この連載では、TuneCore Japanが選ぶ最旬アーティスト数組の中から、ヂラフライターがグッとくるアーティストを毎回2組ずつ厳選してご紹介。

第1回は、沖縄生まれのバイリンガルシンガーソングライター【Kinami】、 日本とアメリカにルーツを持つシンガー兼モデル【Julia Takada】にフィーチャーする。


Kinami

リスナーの心を瞬時に捉える、豊かな歌声と強いまなざし

沖縄で生まれ、日米両方の文化を吸収して育ったバイリンガルシンガーソングライター・Kinami(キナミ)は、豊かな歌声と強いまなざしが印象に残る注目の若手アーティストだ。

インターナショナルスクールに通っていた幼少期から音楽に親しみ、2014年に開催された「X Factor Okinawa」へ出場した際に審査員から高い評価を得た。それをきっかけに本格的に音楽の世界に入ることを決意し、数年に単身で渡米。音楽の名門校であるバークリー音楽大学へ入学し技術を磨いた。

渡米中の2020年10月には1stシングル『Blue Sapphire』リリース。2022年から日本での音楽活動をスタートし、同年「SYNCHRONICITY ’22 出演オーディション」に出場。日本人離れした歌声と表現力で見事グランプリを獲得し、SYNCHRONICITY ’22のO-EAST SECOND STAGEでは圧巻のライブパフォーマンスを披露し観客を魅了した。

2022年5月に1st EP『ご自愛』、同年10月に5thシングル『Don’t need to let it go』、11月には6thシングル『Celebrity Posters』をリリースするなど精力的に楽曲制作を行い、直近では2023年9月26日に最新曲『Version of you』を発表。

YouTubeで公開されている『Version of you』のMVは、映像からあふれるフィルムの質感とそこに漂う空気、楽曲が混ざり合い、観る人の心を捉えて離さないKinamiらしさがつまった作品として、鮮やかな存在感を放っている。

『Version of you』
Kinami
youtube動画
あらゆる境界線を軽やかに超えていく

彼女の歌声を聴いていたら、「産土(うぶすな)」という古い日本語が浮かんだ。土地に生まれた人間の守護神を指す言葉で、たとえ住む場所が変わっても生涯その人を守り続ける神として昔は広く信仰されていたという。

どんな場所にいても、二度と帰ることがなくても、生まれた土地と繋がっている。守られている。その安らかさと少しの切なさが彼女のあたたかくしなやかな歌声と重なり、思わず視界がにじんだ。

Kinamiが歌い続けている限り、どこにだって行けそうな気がしてしまう。なんだってできそうな気がしてしまう。聴く人にそう思わせる力強さを彼女の音楽は持っている。

今を生きる人達の道を明るく照らすようなKinamiの輝きは、これからさらに増していくはずだと確信している。

INFORMATION
PROFILE

Kinami

多様な音楽シーンが台頭する沖縄を拠点に活動する、バイリンガル・シンガー・ソングライター Kinami。自らの経験を解釈し、インディ・オルタナティブなサウンドにのせて、感情豊かに歌い上げる。

沖縄という地を媒介に、国内外幅広い音楽から影響を受け、音楽の道を志し、2014年に開催されたX FACTOR OKINAWA JAPANへ出場。実力揃いの参加者が多い中、審査員からそのポテンシャルを高く評価される。その後単身で渡米し、名門バークリー音楽大学へ入学。世界中から集まるアーティストとともに才能を磨き合い、2022年、ついに日本での音楽活動を本格化させた。

リリースのたびに、各音楽配信サービスの大型プレイリストに選出され、前作「Celebrity Posters」はアジア7カ国の “New Music Friday”にチャートインするなど、国内外で大きな反響を呼んだ。日本を飛び出して、世界での活躍を強く確信させられる、最も注目したいアーティストの1人。

LIVE

2023年10月20日(金)
沖縄Outputにてライブ予定
※最新情報はInstagramなど、SNSをチェック!

沖縄OutPut Official Websiteはこちら
チケットぴあはこちら

音楽配信サービスでKinamiを聴く
SYNCHRONICITY ’22 インタビュー&ライブレポート

Julia Takada

美しく繊細な歌声で鮮やかに世界を描く

アンニュイな雰囲気の漂うルックスと、春風のようにやわらかく繊細な歌声で注目を集めるJulia Takada(ジュリア・タカダ)。日本とアメリカにルーツを持つ彼女は、クリエイティブレーベル〈w.a.u〉所属のシンガーとしてだけではなく、フリーランスモデルとしても活動している。

2021年8月にリリースした1stシングル『Don’t Know Who I Am』は映画『最も無害で、あまりにも攻撃的』の挿入歌に起用。同年12月にはahamoが提供するZ世代へのインタビュープロジェクトにもシンガーとして出演し、「自分と誰かを癒せるような人になりたい」という歌に込める想いと夢を語った。

2022年8月に2ndシングル『BLANK』、2023年8月には3rdシングル『Manifest Girl』と4thシングル『MINE』をリリース。9月に発表した最新曲『Meet U』では〈w.a.u〉のRyuju Tanoueがプロデューサーとして参加し、互いに通じ合うも両想いになれない2人の物語をドラマチックに歌い上げている。

自分は自分としてここにいていい

Julia Takadaの魅力は、なんといってもその歌声だと感じる。やわらかな風のようであり、澄んだ湧水のようでもあり、ソリッドな美しさの宿る鉱物のようでもある。繊細なだけではなく、様々な表情を持つ豊かな歌声で、心に直接触れてくる。

私たちは日常生活を送る上でいくつかのお面を用意し、適切な場で適切なものを着用できるようになってしまっている。そういうふうにできている。

でも、彼女の歌を聴いていると不思議と素の自分になれるのだ。

誰かや何かになろうとする必要はないし、誰かと比べる必要もないし、自分は自分としてここにいていいのだと思える。武装したり飾り立てる必要は勿論なく、弱さや傷を隠す必要もない。笑いたい時は笑っていいし、泣きたいと思ったら泣いていい。自分らしくあること、自分らしく生きることは、わがままでも悪いことでもないのだと感じる。心と体がすっと軽くなる。

世界は美しく、日常は色彩に満ちていて、人生は善きものである。Julia Takadaの音楽には、そう思えるようなきらめきが満ち溢れている。

INFORMATION
PROFILE

Julia Takada

クリエイティブレーベルw.a.uに所属するシンガー。フリーランスモデルとしても活躍中。日本とアメリカにバックグラウンドを持ち、そのポジティブながらも繊細な歌声が特徴的。

2021年の8月にリリースされた楽曲「Don’t Know Who I Am」は、映画「最も無害で、あまりにも攻撃的」に挿入歌として使用され、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にてゆうばりホープとして選定されている。またahamoが提供する、Z世代へのインタビュープロジェクト“dreamers”にシンガーとして出演。早くも歌手としての活動も多岐にわたり注目されている。

RELEASE

2023年10月25日(水)
1st EPをリリース予定
※最新情報はInstagramなど、SNSをチェック!

音楽配信サービスでJulia Takadaを聴く


(文・ 望月柚花 )


TuneCore Japan

自分で作った楽曲を、利用者であれば、『誰でも』世界中(185ヶ国以上)で55以上の配信ストア・プラットフォームへ配信できる、米音楽配信ディストリビューションサービス『TuneCore』の日本版。2012年10月より、日本でのサービスを開始しており、アーティストへの還元総額は393億円を突破。「あなたの音楽でセカイを紡ぐ」のビジョンのもとアーティストをサポートし、音楽の素晴らしさを世界中に広めるため、積極的にサービスを展開しています。