2020年5月31日（日）、CSフジテレビONEの無料放送で、ロックバンド・LUNA SEAがホストを務める音楽特番『MUSIC AID FEST. 〜FOR POST PANDEMIC〜』が開催される。出演アーティストはELLEGARDEN、9mm Parabellum Bullet、THE ORAL CIGARETTES、Nothing’s Carved In Stone、大黒摩季…などなど、とにかく豪華！
ライブはリモート収録による放送。番組開始と同時にクラウドファンディングサイト『READYFOR』にて、医療従事者などの支援に向けた寄付をスタートする。
5月29日に結成31周年を迎え、29〜31日には昨年から続くツアーのファイナル3daysが東京で予定されていたLUNA SEA。新型コロナの影響で来年に延期となり、ほかにもあらゆるライブやフェスが中止を余儀なくされて、心にポッカリあいた穴をどうしたものかと思いあぐねていたところにこの吉報。
この企画はGt.SUGIZOとGt.INORANが偶然同じタイミングで発案したアイデアで、1か月かけて密かに準備を進めてきたという。最前線で力を尽くしている医療従事者やフロントラインワーカーの方々に敬意を表し、そして感染拡大が収束した次の時代“POST PANDEMIC”にすべきことを一人ひとりが考える。そんな機会をつくりたいという思いが根底にあるそうだ。
現在多くのミュージシャンが支援活動や寄付をしていて、どのアクションにも心から敬服するのだけれど、テレビという媒体でしかもこれだけのアーティストを集結させられるのは、やはり彼らだからだと思う。ほんっとうに神。小学生の頃からかれこれ20年以上あなたがたの奴隷を続けていてよかった（LUNA SEAはファンをSLAVEと呼ぶ）。
ジャンルレスで豪華なアーティストラインナップ
出演アーティストは、SUGIZOがTwitterで「心から信頼する多くの音楽家仲間」と称する、2015年・2018年に開催されたLUNATIC FEST.の出演者や交流のあるアーティスト、この企画に賛同したアーティストら。ジャンルレスなラインナップが魅力だったLUNATIC FEST.同様、バンドからシンガー、ピアニストまで勢ぞろい。
3時間の番組なので1組あたりの出演時間はそう多くないのかもしれないが、このためにリモート収録されたライブが観られるのはすごく嬉しい。好きなアーティストはもちろん、観たことのなかったアーティストのライブを体感するいい機会でもある。新たな推しが見つかるかも。
- LUNA SEA
- AA=（上田剛士、白川貴善）
- BREAKERZ
- Char
- ELLEGARDEN
- EXILE SHOKICHI
- FEEDER
- GLIM SPANKY
- 一青窈
- 清春
- 倖田來未
- コムアイ（水曜日のカンパネラ）
- 9mm Parabellum Bullet
- lynch.
- May J.
- ｍiwa
- MIYAVI
- 西川貴教
- Nothing’s Carved In Stone
- OAU （MARTIN、TOSHI−LOW）
- 大黒摩季
- SILENT SIREN
- TAKURO（GLAY）
- シアターブルック
- THE ORAL CIGARETTES
- 辻井伸行
- 打首獄門同好会
番組は無料放送！ FODでも同時に無料生配信
番組はCS放送だが、スカパー！などに加入していなくても視聴可能。未加入の場合はリモコンの「CS」ボタンを押し、フジテレビONE スポーツ・バラエティのチャンネル（CS307）に合わせればOK。
FODでも無料生配信するほか、ディレイ放送や地上波でのダイジェスト版放送などもあり、当日予定が合わなくてもチャンスがたくさんある。
『MUSIC AID FEST. 〜FOR POST PANDEMIC〜』
- 5月31日（日） 18:00〜21:00 生放送
- フジテレビONE スポーツ・バラエティ（スカパー！無料）
※6月20日（土）再放送予定 - FODにて同時生配信（無料）
ディレイ放送
『MUSIC AID FEST. 〜FOR POST PANDEMIC〜 BSスカパー！オリジナル ver.』
- 6月14日（日） 16:00〜19:15（予定）
- BSスカパー！（無料放送）
- スカパー！オンデマンドにて同時配信（無料）
- LUNA SEAメンバーのアフタートークがついたオリジナルver.
地上波 ダイジェスト版放送
『MUSIC AID FEST. ～FOR POST PANDEMIC～ ダイジェスト版』
- 6月16日（火） 26:10〜27:40（予定）
- フジテレビ（関東ローカル）
BSフジ ダイジェスト版放送
『MUSIC AID FEST. ～FOR POST PANDEMIC～ ダイジェスト版』
- 7月25日（土） 25:00～（予定）
- BSフジ
『MUSIC AID FEST. 〜FOR POST PANDEMIC〜』
生放送直前ライヴセレクション
- 5月31日（日） 17:00〜18:00
- フジテレビONE スポーツ・バラエティ（スカパー！無料）
- LUNA SEAのライブ4作品から数曲ずつをセレクト
『Sin After Sin』
『10TH ANNIVERSARY GIG [NEVER SOLD OUT] CAPACITY∞』
『THE FINAL ACT TOKYO DOME』
『The End of the Dream ZEPP TOUR 2012「降臨」』
リモート制作の新曲『Make a vow』も公開
メンバー5人がリモートで音を重ね、発案から2週間で完成させた新曲『Make a vow』。4月28日に各サブスクリプションサービスで世界同時配信され、メンバーそれぞれが演奏姿を自撮りして組み合わせた、想いのこもったMVも公開された。
これは2019年リリースのアルバム『CROSS』のアウトテイクが原点となった曲で、原曲はVo.RYUICHI作。リスナーに負担をかけないようチャリティーではなくあえて「無料」で配信することにこだわり、光を感じられるようなアレンジをSUGIZOが担当したという。「誓う」を意味するタイトルどおり、未来への力強い意志を感じる曲。「生かされる命さえ 選ばれてゆくのか」の詞に心が締めつけられる。
LUNA SEA オフィシャルサイトでは、今回の企画に対するメンバーのメッセージが寄せられている。多くのアーティストの想いが詰まったこのフェスを画面越しに思いきり楽しむことで、ひとりでも多くの人の心が救われ（自分自身も含め）、1日も早く日常が戻ってきますように——。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による未曾有の危機により、我々音楽、芸術、エンターテイメント界をはじめ、あらゆる職種が経済的大打撃を被っています。 しかし、それでもなお我々が現在社会生活を営めているのは、ひとえに医療従事者をはじめとする、全てのフロントラインワーカーの方々が、感染のリスクに晒されながらもなお、最前線で責務を全うしてくれているからに他なりません。
今回、多くのミュージシャン仲間が手を結び、今でき得るそれぞれの表現をここに集結していただくことにより、未だ出口の見えないこの状況下において、不安の中で生活する人々にエネルギーを送り、そしてこの企画が最前線で奮闘する医療従事者及びフロントラインワーカーの方々への支援となることができたらと、心より願っています。
LUNA SEA
（文・三橋温子）
