【CDJ 定番曲予習4】 最終日12/31はキュウソ、オーラル、ポルカなど勢いに乗るバンドが勢揃い! 〜COUNTDOWN JAPAN 1920〜

倉田 航仁郎

倉田 航仁郎

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4回にわたってお送りしてきたCOUNTDOWN JAPAN(カウントダウンジャパン)予習シリーズも今回で最後。最終日12/31に参戦するみなさんは、フェスの目玉である年越しカウントダウンをどのステージで観るか、ワクワクしながら頭を悩ませていることだろう。

カウントダウンライブを務めるあのアーティストたちをはじめ、いま勢いに乗るアーティストが続々登場する最終日。その中から10組を抜粋して紹介するので、この年の締めくくりにどのようなミュージシャンが出演するのか、フェスの予習を兼ねて参考にしてほしい。


キュウソネコカミ

2014年にメジャーデビューした男性5人組バンド、キュウソネコカミ。EARTH STAGEのカウントダウンという大役を務める彼らの、ライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

『DQNなりたい、40代で死にたい』

2012年リリースのインディーズ1stアルバム『10代で出したかった』収録曲

『ファントムヴァイブレーション』

2013年リリースのインディーズ1stミニアルバム『ウィーアーインディーズバンド!!』収録曲

『ビビった』

2014年リリースのメジャー1stミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』収録曲

『ハッピーポンコツ』

2015年リリースの1stシングル曲

『MEGA SHAKE IT!』

同じく2015年リリースの1stシングル曲

キュウソは振り付けや合いの手がかなり存在するので抜粋して紹介していく。

まず『ファントムヴァイブレーション』では、フレーズの終わりに「気ーにーなーるー」という合いの手を入れ、曲の最後に「スマホはもはや俺の臓器」と、全員でコールする。

『ビビった』では、フレーズの終わりに、「びびびびびびびびったー」とリズムに乗って歌った後に縦にジャンプし、中盤は「さぁみんなで手を振って、さぁみんなで踊ろうよ」と手を振りながら合唱する。

『MEGA SHAKE IT!』では、「MEGA SHAKE IT!MEGA SHAKE IT!踊れば」の後に「シェキシェキシェキシェキシェキナウ」という合いの手が入る。この曲は振り付けもあるので、MVを観て覚えておこう。

go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)

2014年にメジャーデビューした4人組バンド、go!go!vanillas。GALAXY STAGEのカウントダウンという大役を務める彼らの、ライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

『エマ』

2014年リリースのインディーズリミテッドシングル曲

手拍子やコーラス部分で一緒に歌うといった部分があるので、まずは曲をしっかりと聴き込んでから参戦するようにしよう。

the HIATUS(ザ ハイエイタス)

ELLEGARDENの活動休止とともに始動した、ボーカル細美武士のソロプロジェクトをベースとした男性6人組バンド、the HIATUS。ライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

  • 『Thirst』
    2014年リリースの4thアルバム『Keeper Of The Flame』収録曲

  • 『Clone』
    2016年リリースの5thアルバム『Hands Of Gravity』収録曲

  • 『Radio』
    2016年リリースの5thアルバム『Hands Of Gravity』収録曲

  • 『Bonfire』
    2016年リリースの5thアルバム『Hands Of Gravity』収録曲

決まった振り付けなどはないが、曲の途中でコール&レスポンスなどでオーディエンスを沸かすので、その時々で感情のままに乗るようにしよう。

THE ORAL CIGARETTES(ジ オーラルシガレッツ)

2014年にメジャーデビューした男性4人組バンド、THE ORAL CIGARETTES。ヴィジュアル系の系譜を継ぎながら正統派ロックの要素も併せ持つ、彼らのライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

  • 『Shala la』
    2017年リリースの3rdアルバム『UNOFFICIAL』収録曲

ライブ開始の際、『1本打って』と言うと拍手1回、『2本打って』と言うと拍手2回、というようにMCを挟みながら拍手を重ねるお決まりの合いの手がある。この様子は動画でも公開されているので、これを観て雰囲気を掴んでおくといいだろう。

Saucy Dog(サウシー ドッグ)

2013年から活動する男女混成3人組バンド、Saucy Dog。少ししゃがれつつも澄んだハイトーンボイスと、力のある歌詞が聴くものの心を掴んで離さない大注目のバンドだ。ライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

  • 『いつか』
    2017年リリースの1stミニアルバム『カントリーロード』収録曲

  • 『グッバイ』
    2017年リリースの1stミニアルバム『カントリーロード』収録曲

  • 『煙』
    2017年リリースの1stミニアルバム『カントリーロード』収録曲

  • 『ナイトクロージング』
    2017年リリースの1stミニアルバム『カントリーロード』収録曲

  • 『真昼の月』
    2018年リリースの2ndミニアルバム『サラダデイズ』収録曲

現メンバーになってからまだ数年の若いバンドだが、オーディエンスを巻き込む力は本物。是非会場の雰囲気に任せて自分なりの楽しみ方をしてみよう。

ポルカドットスティングレイ

2017年にメジャーデビューした女性ボーカル4人組バンド、ポルカドットスティングレイ。耳に残るボーカルとサイケデリックな楽曲が印象的な彼らのライブの定番曲は、下記の5曲が挙げられる。

  • 『BLUE』
    2017年リリースの1stアルバム『全知全能』収録曲

  • 『ICHIDAIJI』
    2018年リリースの2ndアルバム『一大事』収録曲

ポルカは、ライブ前にTwitterで振り付け動画をUPすることがあるのでチェックするようにしよう。中には、一曲解説している動画もあるので観ているだけでも楽しめる。楽曲中のクールなイメージとは異なり、かなりアットホームな雰囲気なので、ライブに行く前に観ると和むこと間違いなしだ。

ミオヤマザキ

2014年にメジャーデビューした女性ボーカル4人組バンド、ミオヤマザキ。独特の世界観と鮮烈な歌詞で女性からカリスマ的な支持を受ける、彼らのライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

  • 『メンヘラ』
    2015年リリースの1stミニアルバム『大人がダメって言ったヤツ』収録曲

  • 『斉藤さん』
    2017年リリースの2ndアルバム『choice』収録曲

『メンヘラ』はサビを合唱することがあるので、歌詞を覚えておくようにしよう。また、曲によってはタオルを振り回す曲こともあるので、物販で購入しておくことをオススメする。

BRADIO(ブラディオ)

2017年にメジャーデビューした男性3人組バンド、BRADIO。オールディーズなダンスロックで会場をダンスホールに変えてしまう独特の雰囲気が魅力のバンド。ライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

  • 『FUNKASISTA』
    2015年リリースの1stアルバム『POWER OF LIFE』収録曲

『Flyers』では、イントロ部分でCDジャケと同じく天を指差すポーズをとり、サビでは手を翼のように広げる、という振り付けが公式Twitterで解説されていた。ファンのことを、FPP(Funky Party People)と呼ぶBRADIOワールドに浸ってみよう。

さユり

2015年にメジャーデビューしたシンガーソングライター、さユり。二次元と三次元を行き来するような雰囲気を醸し出す、独特なキャラクターが魅力の彼女。ライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

  • 『十億年』
    2017年リリースの1stアルバム『ミカヅキの航海』収録曲

歌を届けることを大切にしているからこそ、さユりが禁止していることがある。それが「コール」や「叫ぶ」という行為だ。楽しみ方は自由だとした上で、他の人の楽しみを妨げてほしくないという彼女なりのこだわりが見て取れる。ライブではその点に気をつけながら、彼女の言葉に耳を傾けよう。

ずっと真夜中でいいのに。

2018年にメジャーデビューした、ボーカル以外の素性が一切不明のバンド。正式メンバーや編成がほぼ非公開という謎に満ちたバンドではあるが、ライブは精力的に行っている。そんな彼女のライブの定番曲は下記の5曲が挙げられる。

  • 『君がいて水になる』
    2018年リリースの1stミニアルバム『正しい偽りからの起床』収録曲


2019年を締めくくるにふさわしいオモチャ箱のようなラインナップ

上記の他にも、感覚ピエロ/ゲスの極み乙女。/打首獄門同好会/SCANDAL/ヒトリエ/Fear, and Loathing in Las Vegas/BLUE ENCOUNT/LAMP IN TERREN/阿部真央/androp/秋山黄色/宇宙まお/天月-あまつき-/サンボマスター/きゃりーぱみゅぱみゅ/クリープハイプ/あゆみくりかまき/コレサワ/フレデリック/CAPSULE/中田ヤスタカ/矢井田瞳/the shes gone/ズーカラデル/m-flo/おいしくるメロンパン/chelmico/teto/でんぱ組.inc/10-FEET/仲井戸”CHABO”麗市/nano.RIPE/バックドロップシンデレラ/バンドハラスメント/オメでたい頭でなにより/火寺バジル&gari(魔法少女になり隊)/FINLANDS/藤原さくら/Bentham/POLYSICS/MINAMI NiNE/め組/MOSHIMO/横浜銀蝿40th/Lucky Kilimanjaro/緑黄色社会/LONGMAN/忘れらんねえよ/出口博之/DJ和/DJダイノジなど、ジャンルもカテゴリも超えたボーダーレスなミュージシャンたちが名を連ねる。

平和で安寧に満ちたラインナップではなく、色々なことがあった2019年を象徴するかのように個性に満ちあふれた、まるでオモチャ箱のようなラインナップ。フェスの間中、感覚は刺激され続け、心身が休まることはないだろう。新たなバンドとの出会いや発見を通じて得られる刺激も含め、全身で音楽を楽しむことができるに違いない。

ちなみに、会場内には「カウントダウン神社」という神社が設けられており、参拝したりおみくじを引いたりすることが可能だ。いち早くお参りして、令和2年の幕開けをピースフルに迎えよう。

(文・倉田航仁郎)

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