
さまざまな野外音楽フェスが全国各地で開催されている近年。初めてのフェスを不安なく思いきり楽しむなら、服装や持ち物、雨・暑さへの対策など、事前に準備しておきたいことがたくさんあります。
この記事では、フェス上級者の編集部スタッフがフェスに関するアレコレを徹底ガイド! 当日を迎える前にあらかじめ確認しておきたいポイントをわかりやすくまとめました。
必要な準備は「自然型フェス」か「都市型フェス」かによって異なります。ご自身が参加するフェスと照らし合わせてチェックしてみてください。
とりあえず持ち物だけサクッと知りたい方は、CONTENTS(目次)を開いて「持ち物チェックリスト」へ。
野外音楽フェスガイド -自然型フェスの場合-
◆ 自然型フェスの服装(メンズ・レディース)

山・森・海のフェスは「靴」に注意
ベストは登山靴 or 履き慣れたスニーカー
FUJI ROCK FESTIVAL(新潟)やRISING SUN ROCK FESTIVAL(北海道)をはじめ、山・森・海の大自然の中で開催されるフェスは、アウトドアレジャーと同レベルの服装が安心。山道や砂利道を歩く必要があったり、急な天候の変化に対応しなければならなかったりするからです。
とくに重要なのは靴。フジロックのように会場が山なら、登山靴(トレッキングシューズ)がベスト。スニーカーの場合は、足もとが悪くても安全に歩けるように、普段から履き慣れていて足になじんでいるものがおすすめです。別でサンダルを持参し、リラックスしたいときに履き替えるのも○。
整備された会場ならスポーツサンダルもOK
自然公園やキャンプ場など、ある程度整備された平地であれば、歩きやすいスポーツサンダルなどでも大丈夫。私はできるだけ裸足でいたい派なので、KEENやNIKE、Tevaのサンダルで行くことが多いです。
ソールにクッション性のあるタイプのほうが疲れにくくておすすめ。足裏に触れる部分が硬い素材のものや、すべり止めの凹凸があるものは、裸足で長時間履くと靴擦れを起こす可能性があるので注意を。
アウトドアブランドの服がやっぱり安心
鉄板コーデはTシャツ+パンツ
服装に迷ったら、動きやすさ・通気性・吸水速乾性などに優れたアウトドアブランドのTシャツやパンツを選べば間違いなし。人気のTHE NORTH FACEやPatagonia、Columbia、L.L.Bean、Marmotをはじめ、私は日本製で高品質かつリーズナブルなmont-bell(モンベル)も愛用しています。
フェスやアーティストのグッズとして販売されるTシャツもテンションが上がります! 事前に通販で買えたり、フェス会場で買えたりしますので、ぜひチェックしてみてください。
ボトムスはポケットつきが断然便利。スマホやちょっとしたゴミを入れたいときに役立ちます。
スカートやワンピースも工夫次第で
動きやすさという点ではロングパンツやハーフパンツがベストなのですが、気分でスカートやワンピースを選ぶことも多いです。汚れてもいいもの、丈が長すぎないもの(引きずったり踏んだりするので)、吸水速乾性など機能性があるものがベター。日常ではなかなか着る機会のない派手な色や柄の服も、フェスでは浮かないのが嬉しいところ。
虫刺され防止などのため、レギンスを履くと安心です。暑くてイヤ!という方は虫除けスプレーをこまめに。
日焼け・寒さ対策用の長袖
気温が高い日はTシャツやノースリーブで過ごせますが、自然型フェスは紫外線が強かったり急に肌寒くなったりするため、長袖のロンTや薄手のパーカを1枚用意しておくのが吉。UVカットパーカはユニクロなどでも買えます。
春や秋のフェスでは、薄手の防寒ジャケットやインナーがあったほうが安心です。私はmont-bellのGORE-TEX®︎(防水性や防風性に優れた機能素材)ジャケットを携帯しています。
帽子・サングラス・ミニバッグなどの小物も重要
紫外線対策用の帽子・サングラス
野外に長時間いると、想像以上に紫外線を浴びてしまいます。野外フェスでは帽子はマスト。キャップは耳や首が日焼けしてしまうので、日差しの強い季節はハットがおすすめです。雨に濡れても大丈夫な素材だとなおよし。
目の紫外線対策にはサングラスもマスト。落としたり汚したりする可能性があるので、ハイブランドではなくリーズナブルなものを持参したほうが安心かもしれません。
持ち歩き用のバッグ
フェス会場では、クロークサービスが用意されているケースが多いです。1,000円程度で専用の袋を購入し、荷物を入れて預かってもらう形です。ただし貴重品は預けられないため、財布やそのほかの携帯品は持ち歩く必要があります。
その際に便利なのは、小さめのショルダーバッグやボディバッグ。近年はナップサックがリバイバルしていて、アウトドアブランドやスポーツブランドのナップサックを背負っている人も多数。動きやすくて両手があくタイプのバッグを携帯用として持ち歩くのがおすすめです。
リュックも便利ですが、野外で背負ったままだと背中に汗をかいて服が濡れることも。気になる方は、濡れても目立たない素材や色のトップスを選びましょう。
◆ 自然型フェスの持ち物(基本編)
タオル
汗をかいたり、雨に濡れたり、汚れたりしてもいいように、日帰りであってもフェイスタオルを1〜2枚持参すると安心です。
トイレ後に手を拭く際にも必要なので、持ち歩き用のバッグには小さいタオルやハンカチを入れておきましょう。
着替え
替えのTシャツ・インナー・靴下を念のため持っていくと○。雨予報の場合は上下一式を持参したほうがいいかもしれません。
日焼け止め・虫除け
自然の中のフェスでは、どちらも超重要です。汗で落ちやすいので、こまめに塗り直しましょう。
水分補給用の飲み物
ビン・カンは持ち込みNGの会場がほとんどですが、ペットボトルや水筒はOK。会場でも水やソフトドリンクのペットボトルを販売していますが、価格が少々お高めなので、気になる方は持参するのがベターです。
会場でアルコールを買って楽しむ場合でも、水分補給は忘れないようにしましょう。
ウェットティッシュ・アルコールスプレー
フェスではなかなか手を洗えません。仮設トイレには手洗い場がついていますが、毎回トイレがある場所へ行くのも大変。ウェットティッシュやアルコールスプレーがあると、手が汚れたときや食事前にとても便利です。
ゴミ袋
大きいゴミ袋、コンビニなどでもらう小さいビニール袋、両方を1〜2枚ずつ持参するとめちゃくちゃ重宝します。レジャーシート代わりに敷いたり、濡れた服を入れたり、ゴミを入れたり…。使い方は無限!
キャンプ泊をする場合は、会場でゴミ袋をもらえることもあります。
レジャーシート
会場内にレジャーシートOKのエリアがある場合は、座ってライブを聴いたり食事をしたりできるので、持っていくと便利です。OKエリア以外での使用は、ほかのお客さんの迷惑になるのでやめましょう。
アウトドアチェア
フェスによってはチェアやサンシェードを使用できるエリアが設けられていることも。休憩スペースを確保して、疲労や熱中症に備えることも大切。
機能性も重視したいところですが、私が最重視するのはコンパクトさ。いかに小さく折りたためて、かつ軽量かどうかが、フェスを快適に過ごすポイントになります。
チェアのおすすめはHelinoxですが、1万円以上するので、もっと気軽に入手したいなら似た形状でリーズナブルなものを。座椅子タイプのグラウンドチェアも、後ろの人の迷惑になりにくいのでおすすめ。
現金
フードやドリンク、グッズ、シャトルバスチケット(現地購入の場合)などの購入用に。
近年はクレジットカード・QRコード・交通系電子マネーなどのキャッシュレス決済がOKなフェスも多いですが、電波が悪くスマホが使えない、店舗によって現金のみといったケースもあるため、最低限の現金は持参したほうが安心です。
そのほかの必需品
スマホ、入場・クローク・シャトルバスなどのチケット(紙の場合)、財布、モバイルバッテリー、ハンカチ、ティッシュ、メイク道具、絆創膏、薬、ライブ用の耳栓などを必要に応じて。
◆ 自然型フェスの持ち物(雨・暑さ・寒さ対策編)
【雨対策】会場が自然の中であればあるほど徹底を
レインブーツ
フェス当日が雨予報だったり、天気が変わりやすい場所だったりするときは、携帯用レインブーツを持参する、もしくは履いていくと安心。
大雨の場合や、足もとがぐちゃぐちゃになりやすい山などの場合は、膝下まで覆う長靴がおすすめ。小雨がパラつく程度の場合や、整備された公園などの場合は、ショートのレインブーツや防水スニーカーでも対応できるケースが多いです。
フェス好きに愛用者が多いのは、「日本野鳥の会」のバードウォッチング長靴。薄手のラバー素材でできており、雨がやんだら短く折りたたんでショートブーツ風にもできますし、専用の袋に収納すれば持ち運びもコンパクト。人気商品ゆえ、人との被りは避けられませんが、カラバリも多いので好みの色をゲットしてください。
レインコート
会場内での傘の使用は、安全面を考慮してNGの場合がほとんど。雨のフェスでは、レインコート・ポンチョが役立ちます。
コンビニなどで買える簡易的なものでもOKですが、雨が強そうな場合、今後も野外フェスに行く予定がある場合などは、アウトドア用のレインコートを買うのもおすすめ。私は、柄が豊富で機能性も高いKiUのポンチョを愛用しています。
豪雨のフェスでは、上下セパレートタイプのレインウェアが最強です。
通気性・速乾性のある服
レインコートの中は蒸し暑くなりやすいため、通気性の高い素材の服を選ぶのがベター。また、大雨の場合はレインコートを着ていても中の服が濡れてしまうことがあるので、乾きやすさもポイントです。
肌寒い季節のフェスでは、雨に濡れることで体が冷えてしまう恐れも。着替えは必ず持参するようにしましょう。
【暑さ対策】使い捨て冷感グッズを上手に活用
使い捨ての冷感タオル・ボディシート
自然型フェスは、ライブはもちろん会場内移動だけでも想像以上に体力を消耗します。疲労や熱中症を警戒して、体を冷やすアイテムは多めに用意しておくと安心。
使い捨ての冷感タオルやボディシートは、体をすぐに冷やせて気持ちよく、汗も拭けて便利です。冷却ジェルシート、叩くと冷える瞬間冷却剤、冷感ボディスプレーなども重宝します。
ハンディファン
顔などにこまめに風をあてて暑さを和らげるのもポイント。ただし、気温が高すぎると熱風になり逆効果なので注意を。
ミニクーラーバッグ
少し荷物が増えても大丈夫なら、小さいクーラーバッグも便利。凍ったペットボトルや保冷剤を入れて、飲み物やネッククーラーを冷やしておけます。
水分・塩分補給用の飲食物
水分補給はもちろん、塩分補給も熱中症対策には重要です。塩分をチャージできるスポーツドリンク、ゼリードリンク、塩分タブレットや飴などを持ち歩きましょう。
接触冷感ウェア
着るとひんやりする機能性インナーやTシャツも、体感温度を下げてくれるのでおすすめ。
【寒さ対策】自然型フェスは昼夜の気温差に注意
防寒着・インナー
春や秋のフェス、急に気温が下がることのある山のフェス、風が強い海辺のフェスなどは、防寒グッズを用意しておくことも大切です。20℃を下回る時間帯がありそうな場合は、長袖の服やインナー、薄手の防寒ジャケットがあると安心。
カイロ
さらに肌寒い季節は、カイロもあったほうがいいかも。とくに雨の日や夜の時間帯は冷えます。体に貼るタイプ、冷えやすい足に貼るタイプなどを適宜用意しましょう。
◆ 自然型フェスの持ち物(キャンプ泊編)
キャンプフェスで最低限必要な持ち物
テント
1人用から大型テントまでさまざまなタイプがあります。キャンプ初心者で、1〜2人が寝るためだけなら、簡単に設営できてリーズナブルなポップアップテントでもOK。ColemanやDODなどのアウトドアブランドから販売されています。
今後もキャンプフェスに行く予定がある場合や、これを機にアウトドアを始めたい場合、大人数でフェスに行く場合などは、本格的な大型テントにチャレンジしてみてください。テントの前にタープを張って休憩スペースを設けると、より快適に過ごせます。
寝袋
寝るために必須のアイテム。夏でも夜は冷えたり、虫に刺されたりするので、しっかり準備しましょう。
4月に宮城で開催されるARABAKI ROCK FEST.などは、夜の気温が10℃以下になることもあるため保温性に優れた寝袋を用意したいですが、そこまで寒くならないフェスであればリーズナブルなものでOK。できるだけ小さく収納できて1kg以下のものを選ぶと、持ち運び時にかさばらなくて便利です。
寝袋マット
寝袋の下に敷くマット。敷かずに寝ると体を痛めます。折りたたみ式やロール式の「クローズドセル」タイプ、空気を入れて膨らませる「エアー」タイプ、バルブを開けると自動で膨らむ「インフレーター」タイプがあります。
個人的なおすすめはインフレーター。クローズドセルはすぐに使えて便利ですがかさばりやすく、エアーは空気を口で入れるのが暑い日はなかなか大変…。
ランタン
夜のキャンプサイトは真っ暗になることが多く、スマホのライトだけでは足りません。テントの中を照らす用、テントの外にチェアを置いて過ごす用、トイレなどへの移動用に、ランタンを1〜2個用意しておくと安心。
種類はLED、オイル、ガス。扱いやすさやコスパを考えると、ビギナーの方にはLEDがおすすめです。予備の電池を忘れずに。
お泊まりグッズ
歯ブラシ、洗顔フォーム、スキンケア用品など。フェス会場によってはシャワー設備や大浴場があることもあるので、利用する予定ならシャンプーやトリートメント、ボディソープ、バスタオルなども。ドライヤーは大浴場などにしか用意されていないため、自然乾燥を避けたいならドライシャンプーを使うのもアリ。
あると快適なキャンプグッズ
カート
テントや寝袋をすべて手で持ち運べる場合や、車のそばにテントを張れるオートキャンプの場合以外は、駐車場からキャンプサイトまで道具を運ぶためのカートが必要。山道もOKの頑丈なカートがアウトドアブランドからたくさん出ています。
キャンプフェスであれば、自宅から会場までキャンプ道具を配送できるサービスがたいてい用意されています。公共交通機関で会場まで行く場合などは、そうしたサービスを利用するのも手。会場まで配送したとしても、受け取り場所からキャンプサイトまで距離があるとカートが必要になることもあるので、会場内のエリアマップを確認してみてください。
レジャーシート・アウトドアチェア
テントの外にシートやチェアを置いて、ゆったりくつろげる休憩スペースをつくるのもおすすめ。
まくら
なくても問題ありませんが、あると寝心地が格段にアップ。空気を入れるタイプや小さく圧縮できるタイプなど、さまざまなアウトドアピローがあります。私自身は持っていないので、タオルなどで代用することも多いですが、空気を入れるタイプの旅行用ネックピローを持っていくことも。
折りたたみガスコンロ
夜に食べるインスタントラーメンや朝に飲むコーヒーがすこぶるおいしく感じるキャンプフェス。火の使用がOKのキャンプサイトであれば、小さく折りたためるガスコンロを持参すると何かと楽しいです。カップやお箸も忘れずに。洗い場が近くにない場合もあるので、食器類は使い捨てか、ウェットティッシュで簡易的に汚れを拭いて自宅で洗い直すのが楽です。
もちろん、火を起こして本格的にキャンプを楽しむのも◎! 焚き火台やBBQコンロをレンタルできる場合もあるので、興味があればチェックしてみてください。
アウトドア用の扇風機
テント内は熱がこもって暑くなりやすいので、大きめの扇風機があると快適。コンパクトに収納できるアウトドア用の扇風機がおすすめです。
◇ 自然型フェスの持ち物チェックリスト
持ち物チェックリスト(基本)
- 【必須】帽子
- 【必須】サングラス
- 【必須】持ち歩き用のバッグ
- 【必須】フェイスタオル
- 【必須】持ち歩き用の小さいタオルやハンカチ
- 【必須】着替え(Tシャツ・インナー・靴下など)
- 【必須】UVカットパーカやロンTなど長袖
- 【必須】日焼け止め・虫除け
- 【必須】水分補給用の飲み物(ペットボトル・水筒)
- 【必須】ウェットティッシュ・アルコールスプレー
- ゴミ袋(大・小1〜2枚ずつ)
- レジャーシート(使用OKエリアがあれば)
- アウトドアチェア(使用OKエリアがあれば)
- 【必須】財布(現金も念のため持参)
- 【必須】スマホ
- 【必須】各種チケット
- 【必須】モバイルバッテリー
- 【必須】ティッシュ
- メイク道具
- 絆創膏
- 薬
- ライブ用の耳栓
持ち物チェックリスト(雨対策)
- レインブーツ
- レインコート
- 通気性・速乾性のある服
持ち物チェックリスト(暑さ対策)
- 使い捨ての冷感タオル・ボディシート
- ハンディファン
- ミニクーラーバッグ
- 水分・塩分補給用の飲食物
- 接触冷感ウェア
持ち物チェックリスト(寒さ対策)
- 防寒着・インナー
- カイロ
持ち物チェックリスト(キャンプ泊)
- 【必須】テント
- 【必須】寝袋
- 【必須】寝袋マット
- 【必須】ランタン
- 【必須】お泊まりグッズ(歯ブラシ・洗顔フォーム・スキンケア用品など)
- カート
- レジャーシート・アウトドアチェア
- まくら
- 折りたたみガスコンロ
- アウトドア用の扇風機
野外音楽フェスガイド -都市型フェスの場合-
◆ 都市型フェスの服装(メンズ・レディース)

街なかのフェスは普段着OK
動きやすい服、歩きやすい靴が基本
SUMMER SONIC(東京・大阪)やGREENROOM FESTIVAL(神奈川)、ULTRA JAPAN(東京)などの市街地で開催される野外フェスの場合は、基本的に普段着で問題ありません。
フェス中は立ちっぱなし・歩きっぱなしになることが多いので、動きやすい服と歩きやすい靴がおすすめですが、好きなファッションでフェスを楽しむのがいちばん。暑い季節は、露出が多すぎない水着をインナーにして、おしゃれに着こなしている人も多く見かけます。
アスファルトの熱に注意
ただし、都市型フェスは地面がアスファルトであることが多く、熱を吸収して放出するため体感温度が高くなる場合があります。
熱がこもりにくい通気性の高い服、汗が乾きやすい速乾性の高い服など、普段より少し機能性を意識したファッションを選ぶと安心です。
小物でうまく紫外線・冷房対策
普段着+帽子・サングラス・羽織りなど
紫外線対策も、日常生活より意識を高めに。帽子やサングラス、上から羽織れる薄手の長袖シャツやカーディガン、UVカットパーカ、フードつきタオル(フェスの公式グッズなどでもよく販売されています)などを準備しましょう。
屋内ステージでは冷え対策も
フェスによっては、スタジアムやアリーナなどの屋内施設も会場として使用している場合があります。屋内のライブを観ている時間のほうが長いようであれば、紫外線や暑さ対策はそこまで気にしなくても大丈夫かもしれません。
屋内はライブの熱気で気温が上がるので、冷房が強めに効いていることが多いです。そのため、むしろ冷え対策が必要になることも。気になる方は、真夏であっても薄着を避けるか、薄手の長袖やストールを持参しておくと安心です。
バッグは、荷物を預けるか預けないかで決める
荷物を預けないなら、コンパクトで両手があくバッグ
自然型フェスほど荷物が多くならない都市型フェスでは、荷物をできるだけ少なくしてそのまま持ち歩くことも多いです。
その場合は、ライブ中にほかの人の邪魔にならないサイズのバッグを。ドリンク片手にスマホを操作したり、ドリンクとフードを両手に持ったりもするので、両手があくタイプのバッグがおすすめです。
荷物を預けるなら、持ち歩き用のバッグも持参
荷物を預けたい場合は、専用の袋を買って預かってもらうクロークサービスか、屋内会場や最寄駅のコインロッカーを利用することに。持ち歩き用の小さいバッグを忘れずに持参しましょう。
ショルダーバッグやボディバッグ、サコッシュ、最近ではナップサックも人気です。
◆ 都市型フェスの持ち物(基本編)
タオル・ハンカチ
汗や雨に濡れたときのために。野外の仮設トイレにはペーパータオルやハンドドライヤーがついていないので、手を拭くときにも使います。
着替え
必須ではありませんが、汗をかきやすい・ライブで激しく動く・雨に濡れそうな場合は、替えのTシャツやインナーや靴下があると安心です。
日焼け止め
汗で落ちやすいので、こまめに塗り直しましょう。
水分補給用の飲み物
ビン・カンは持ち込みNGの会場がほとんどですが、ペットボトルや水筒はOK。会場でも水やソフトドリンクのペットボトルを販売していますが、価格が少々お高めなので、気になる方は持参するのがベターです。
会場でアルコールを買って楽しむ場合でも、水分補給は忘れないようにしましょう。
ウェットティッシュ・アルコールスプレー
フェスではなかなか手を洗えません。仮設トイレには手洗い場がついていますが、毎回トイレがある場所へ行くのも大変。ウェットティッシュやアルコールスプレーがあると、手が汚れたときや食事前にとても便利です。
ゴミ袋
コンビニなどでもらう小さいビニール袋を1〜2枚持参するとめちゃくちゃ重宝します。地面に座る際に敷いたり、濡れた服を入れたり、ゴミを入れたり…。使い方は無限!
レジャーシート
会場内にレジャーシートOKのエリアがある場合は、座ってライブを聴いたり食事をしたりできるので、持っていくと便利です。OKエリア以外での使用は、ほかのお客さんの迷惑になるのでやめましょう。
現金
フードやドリンク、グッズ、シャトルバスチケット(現地購入の場合)などの購入用に。
近年はクレジットカード・QRコード・交通系電子マネーなどのキャッシュレス決済がOKなフェスも多いですが、電波が悪くスマホが使えない、店舗によって現金のみといったケースもあるため、最低限の現金は持参したほうが安心です。
そのほかの必需品
スマホ、入場・クローク・シャトルバスなどのチケット(紙の場合)、財布、モバイルバッテリー、ティッシュ、メイク道具、絆創膏、薬、ライブ用の耳栓などを必要に応じて。
◆ 都市型フェスの持ち物(雨・暑さ・寒さ対策)
【雨対策】軽量・コンパクトさを重視
レインブーツ・防水スニーカー(履いていく)
荷物をできるだけ減らしたい都市型フェスでは、レインブーツを携帯するというより、最初から履いていくパターンが多いです。
地面が舗装されていてぐちゃぐちゃになることは少ないため、普段の雨の日と同じようにショートのレインブーツや防水スニーカーがおすすめです。
レインコート
会場内での傘の使用は、安全面を考慮してNGの場合がほとんど。雨のフェスでは、レインコート・ポンチョが役立ちます。
都市型フェスなら、コンビニなどで買える簡易的なものでも十分だと思います。もう少ししっかりしたレインコートやポンチョを買うなら、できるだけ小さく収納できて軽いものがおすすめ。よほどの豪雨でない限り、私は機能性よりコンパクトさを重視します。
【暑さ対策】使い捨て冷感グッズを上手に活用
使い捨ての冷感タオル・ボディシート
都市型フェスも、疲労や熱中症には要注意。使い捨ての冷感タオルやボディシートは、体をすぐに冷やせて気持ちよく、汗も拭けて便利です。使い終わったゴミは所定の場所に捨てて、帰りの荷物を減らすこともできます。
冷却ジェルシート、叩くと冷える瞬間冷却剤、冷感ボディスプレーなども重宝します。
ハンディファン
顔などにこまめに風をあてて暑さを和らげるのもポイント。ただし、気温が高すぎると熱風になり逆効果なので注意を。
水分・塩分補給用の飲食物
水分補給はもちろん、塩分補給も熱中症対策には重要です。塩分をチャージできるスポーツドリンク、ゼリードリンク、塩分タブレットや飴などを持ち歩きましょう。
接触冷感ウェア
着るとひんやりする機能性インナーやTシャツも、体感温度を下げてくれるのでおすすめ。
【寒さ対策】夜風や冷房で冷えないように注意
長袖の羽織り
春や秋のフェス、屋内ステージがあるフェス、行き帰りの電車の冷房が心配な場合などは、さっと羽織れる長袖のシャツ・カーディガン・パーカなどがあると安心です。
◇ 都市型フェスの持ち物チェックリスト
持ち物チェックリスト(基本)
- 【必須】帽子
- 【必須】サングラス
- 持ち歩き用のバッグ(荷物を預けるなら)
- 【必須】タオル・ハンカチ
- 着替え(心配なら)
- 【必須】シャツ・カーディガン・UVカットパーカなど長袖
- 【必須】日焼け止め
- 【必須】水分補給用の飲み物(ペットボトル・水筒)
- 【必須】ウェットティッシュ・アルコールスプレー
- ゴミ袋(小1〜2枚)
- レジャーシート(使用OKエリアがあれば)
- 【必須】財布(現金も念のため持参)
- 【必須】スマホ
- 【必須】各種チケット
- 【必須】モバイルバッテリー
- 【必須】ティッシュ
- メイク道具
- 絆創膏
- 薬
- ライブ用の耳栓
持ち物チェックリスト(雨対策)
- レインブーツ・防水スニーカー(履いていく)
- レインコート
持ち物チェックリスト(暑さ対策)
- 使い捨ての冷感タオル・ボディシート
- ハンディファン
- 水分・塩分補給用の飲食物
- 接触冷感ウェア
持ち物チェックリスト(寒さ対策)
- 長袖の羽織り
野外音楽フェスガイド -参加にあたっての注意点-
◆ 事前に確認しておくこと
各種チケットは手もとにある?
入場チケット、前方エリア入場チケット、クロークチケット、シャトルバスチケット、駐車場チケット、キャンプサイトチケット、シャワーや大浴場の利用チケットなどなど…。事前に購入したチケットがきちんと手もとにあるか確認しましょう。
近年はスマホで表示するタイプが多いので、充電切れには注意。電波が悪くて表示できない場合を見越して、念のためスクショをしておくことも大切です(スクショでは入れない場合もありますが)。
紙のチケットであれば、忘れないように前日からバッグに入れておきましょう。コンビニ発券が必要なケースもあり、会場付近にコンビニがあるとは限らないので、事前に発券を済ませておくと安心です。
身分証明証は持ってる?
フェスによっては、入場時やアルコール購入時に必要な場合があります。公式サイトに記載があれば、必ず持参しましょう。
会場までのアクセスは?
公共交通機関やシャトルバスで会場まで行くなら、時間や乗降場所などの確認を。車で行くなら、渋滞情報や駐車場の場所などの確認を。いずれの場合も、シャトルバスに並ぶ時間や道路の渋滞を考慮して、早めに会場に到着できるように出発しましょう。
入場ゲート・リストバンド交換所はどこ?
会場に着いて最初に目指すのは入場ゲート。そこで入場チケットや手荷物をチェックしてもらい、リストバンドを腕につけるという流れが一般的です。
1日だけのチケットと複数日の通しチケットでは入場口が分かれていたり、再入場口が別で設けられていたりする場合もあります。シャトルバス降り場や駐車場から自分が入る入場口までのアクセス方法をあらかじめ確認しておくと、当日のタイムロスを防げます。
トイレや休憩所はどこ?
野外フェスでは仮設トイレのほか、キャンプ場や公園に常設されているトイレを利用できる場合もあります。トイレの場所をエリアマップでなんとなくでも把握しておくと、いざというときにアタフタせずに済みます。
また、会場内の建物、休憩用の仮設テント、救護テントなど、屋根のある場所があるかどうかもチェックしておきたいところ。体調が悪くなってしまったら、絶対に無理をせず休むようにしましょう。木陰でも暑さがだいぶ和らぎます。
タイムテーブルやエリアマップはスクショした?
会場があるエリアや人の密集度合いによって電波状況が悪くなることがあるため、出演者のタイムテーブルや会場のエリアマップはスクショしておくと当日役立ちます。
最初に観たいアーティストはどこで何時から?
フェスのライブは必ずしも1組目から観る必要はなく、何時に会場に着いても問題ありません。ただ、最初に観たいアーティストに間に合わせるためには、余裕を持ったスケジューリングが必要。入場時にかかる時間や、入場ゲートから出演ステージまでの移動時間を考慮して、早めに会場に到着しておくことをおすすめします。
グッズ販売はどこで何時から?
フェスやアーティストのグッズは、事前に購入して自宅に届くパターンや、事前に予約して会場で受け取るパターン、会場で並んで購入するパターンなどがあります。現地で受け取る・購入する方は、場所や時間をチェックしておきましょう。長時間並んだり売り切れたりする可能性もあるので、早めに行くのが吉かもしれません。
クロークはどこ?
荷物を預ける予定なら、クロークの場所も要確認。荷物は自由に出し入れできる場合とできない場合があります。出し入れできない場合、たとえばクロークに荷物を預けたあとに当日使わないグッズを買ってしまうと、手荷物が増えて苦労することに。どのルートでクロークに向かい、どの段階で荷物を預けるのがベストか、事前に計画しておきましょう。
会場内での決済方法は?
ドリンクやフード、グッズ、各種チケットなどを購入する際、キャッシュレス決済OKなのか現金のみなのかを確認しましょう。フェスの公式サイトやSNSに明記されていない場合、店舗ごとに異なる場合、電波が悪くてキャッシュレスが使えない場合などもあるので、念のため現金も持参しておくと安心です。
帰りのシャトルバスや電車の時間は?
フェス専用のシャトルバスは、帰りの時間に合わせて数十分間隔などで複数台運行しています。ただし、大トリのアーティストを最後まで観ると、バスを待つ長蛇の列ができていたり、フェスによっては終バスに間に合わなかったりすることも。ステージからバス乗り場までの移動時間もふまえて、十分に間に合うスケジュールで動くようにしましょう。
会場の最寄りの駅がひとつしかない場合は、フェス帰りの人たちで電車が大混雑すること必至。少し早く帰るなど、時間をずらすことも検討してみてください。
◆ フェス当日を楽しむためのマナー・コツ
モッシュ・ダイブはフェスのルールに従う
ライブ中のルールはフェスによって異なります。モッシュ・ダイブNGのフェスでは絶対にやめましょう。
モッシュ・ダイブOKのフェスで、自分自身が巻き込まれたくない場合やライブに慣れていない場合は、ステージ前方エリアには行かないように。後方エリアであってもサークルモッシュ(円になってぐるぐる走ったり体をぶつけ合ったりする)が発生するケースがあるので、周囲の様子を見ながら立ち位置を調整してください。
ライブ撮影もフェスのルールに従う
スマホでライブの動画・写真を撮影する行為も、フェスによってOK・NGが異なります。同じフェスであっても、アーティストによってOK・NGが異なるケースもあります。フェスやアーティストのSNSなどで告知されていることが多いので、事前にチェックして、禁止の場合は絶対に撮影しないようにしましょう。
前方の場所取りはマナー違反
最前列の柵にタオルなどをかけてその場を離れたり、前方エリアで座り込んで場所を取ったりする行為は、ほかのお客さんの迷惑になります。
お目当てのアーティストの1〜2組前から前列で待機する行為も、気持ちはよくわかるのでマナー違反とまでは言えないのですが…、その場合はお目当てのアーティスト以外のライブも思いきり楽しむようにしてほしいなと思います。前方にいるのにノリが悪い(そういう人をライブ界隈では「地蔵」と呼ぶ)と、本当のファンたちやアーティストのテンションを下げかねません。
ゴミは所定のエコステーションへ
当然ですが、ゴミのポイ捨てはNG。会場内のエコステーションに分別して捨てるか、自分で持ち帰りましょう。あまりにマナーが悪いとフェスの存続にも関わります。会場はきれいに保つのが来場者の務め!
飲食はOKエリアのみ
ステージ前のエリアや天然芝のエリアなど、飲食を禁止している場所があることも。飲食OKの場所かどうかを必ず確認しましょう。
体調が悪くなったら無理せず休憩を
疲労や暑さで体調が優れないときは、座れるエリア、屋根のあるエリアで早めに休みましょう。会場内に救護テントを設置しているフェスも多いです。ライブ中に具合が悪くなったり怪我をしたりしたら、近くにいるスタッフに声をかけるか、まわりのお客さんにヘルプを出しましょう。フェス好きには助け合いの精神を持っている人が多いので、快く助けてくれると思います。
地元の民家やお店に迷惑をかけない
フェス会場や最寄り駅のすぐ近くに、民家や飲食店などがあることもあります。大声で騒いだり、路上にたむろしたり、フェスで汚れた服装のまま飲食店に押しかけたり、地域の人の迷惑になる行為はやめましょう。「町におじゃましている」という気持ちが大切。
リストバンドは少しだけゆるめに装着
入場時につけるリストバンドには、ビニールタイプ(腕時計のようにバンドの穴に突起を通してパチッととめる)や、布・ナイロンタイプ(プラスチックの留め具でバンドを絞ってとめる)があります。どのタイプも一度装着すると外したりゆるめたりすることができません。
紛失防止のためにきちんと装着することは大前提なのですが、ぴったり装着しすぎてしまうと、ハサミなどで切るしか外す方法がありません。会場を出たらすぐに外したい方、翌日も同じリストバンドだけど入浴中や就寝中は外したい方、フェス後も記念に保管しておきたい方は、切らずに手から外せる程度に余裕を持って装着するのがおすすめです。
リストバンドは、もらったら自分でつけるパターンと、スタッフさんがつけてくれるパターンがあります。スタッフさんがつけてくれる場合も、「これくらいの位置でとめてください」とお願いすれば大丈夫です。
SNS発信が誰かの役に立つことも
SNSが好きなら、会場の風景や雰囲気、シャトルバスや飲食ブースの混雑状況、グッズの売り切れ情報などを発信すると、ほかのお客さんの役に立つかも。また、フェス後に感想や気になったことを発信すれば、運営サイドやアーティストの励みになったり、次回の改善に活かされたりすることもあるでしょう。
ライブ撮影OKなら、ライブの動画や写真をアップすることでアーティストのPRにも!
みなさんのフェスデビューに幸あれ!
野外音楽フェスを安心して楽しむための服装・持ち物・注意点をご紹介しました。慣れてきたら自分なりにカスタマイズして、より快適なフェス時間を過ごしてくださいね。
最初はいろいろと不安かもしれませんが、最低限チケットとスマホさえあれば、何か忘れてしまってもあとは現地でどうにかなることが多いです。
空の下で音楽を聴く気持ちよさを思う存分味わって、ぜひぜひフェスリピーターになってください!




