【中級編】作曲がみるみる進む! 曲作りに役立つ音楽理論&無料DAWソフト

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ギターのコードを鳴らしながらメロディーを付けていく簡単な作曲法でも、心に響くような曲を作ることは可能です。ただ、自分のイメージしている曲を作るときにコード進行を探しながらだけだと非効率的。自分の感覚だけでコード進行を探していても「これだ!」という響きを探すのに時間がかかってしまいます。

この記事では、作曲で時間がかかってしまう、イメージした曲を作れないという人に役に立つ音楽理論を紹介します。録音、打ち込みのできる無料のDTMソフトも紹介しているので、曲ができたら録音してみましょう!


音楽理論を知って曲のイメージを具現化する

作曲する上で一番大切なのは感性ですが、音楽理論を覚えると自分の感性を簡単に音で表現できるようになります。音楽理論は曲の進むべき方向やルールを教えてくれるもの。

その音楽理論が土台にあれば、頭の中で浮かんだ伴奏やメロディーがすぐ具現化できるようになり、作曲がスムーズにできるようになります。今回は初心者から中級者が覚えておくべき音楽理論を紹介します。

スリーコードを基本に曲を作る

作曲するときに基本となる3つのコードがあります。
ダイアトニックコードの「Ⅰ=C」「Ⅳ=F」「Ⅴ=G」です(KeyがCの場合)。

※ダイアトニックコードとはそれぞれのKeyにある7つのコード。

KeyⅦ(♭5)
CCDmEmFGAmBm(♭5)
DDEmF♯mGABmC♯m(♭5)
EEF♯mG♯mABC♯mD♯m(♭5)
FFGmAmB♭CDmEm(♭5)
GGAmBmCDEmF♯m(♭5)
AABmC♯mDEF♯mG♯m(♭5)
BBC♯mD♯mEF♯G♯mA♯m(♭5)

【Key=Cの場合
C(Ⅰ)ーDm(Ⅱm)ーEm(Ⅲm)ーF(Ⅳ)ーG(Ⅴ)ーAm(Ⅵm)ーBm♭5(Ⅶm♭5)


この基本となる3つのコードにはそれぞれ特徴のある響きがあります。

  • 「Ⅰ=C」は安定した響きでトニックと言います。
  • 「Ⅳ=F」はやや不安定な響きでサブドミナントと言います。
  • 「Ⅴ=G」は不安定な響きでドミナントと言います。

この3種類のコードの響きを使って曲にストーリーを演出していきます。

  • C→F→C
  • C→G→C
  • C→F→G→C

などが代表的なコード進行です。最終的にはトニック(Ⅰ)に戻るのが基本。

代理コードも使用する

代理コードとは上記で説明した3つの基本コード(トニック「Ⅰ=C」 サブドミナント「Ⅳ=F」 ドミナント「Ⅴ=G」)の代わりに使えるコードのことです。

Key=C基本コード代理コード
トニックC(Ⅰ)Em(Ⅲm)Am(Ⅵm)
サブドミナントF(Ⅳ)Dm(Ⅱm)
ドミナントG(Ⅴ)Bm7♭5(Ⅶm♭5)

これらの代理コードが使えるようになると、トニック、サブドミナント、ドミナントの中で自分好みのコードを選択できるようになるので作曲の幅が広がります。

基本コードを使った C→F→G→C といったコード進行も、代理コードを使って C→Dm→G→Em や Am→F→G→C などに変化させることができます。

セブンスコードで響きを豊かに

セブンスコードとは、3和音コード(C=ド・ミ・ソ)に7(Ⅶ)度の音を加えた4和音コードです。3和音より響きがおしゃれになり、使うと曲の雰囲気が大人っぽく変わるので覚えておきましょう。

セブンスコードは7度の音を使う4和音ですが、その7度には「長7度」と「短7度」の2種類の音が存在します。

Cコードの場合、

  • 3和音に「長7度」を加えたCM7(ド・ミ・ソ・シ ⇔ 長7度)
  • 3和音に「短7度」を加えたC7(ド・ミ・ソ・ラ# ⇔ 短7度)

ただ、セブンスコードを自由に使えるという訳ではなく、セブンスコードによってはスケール外の音も含まれてしまうため(上記のC7のラ#がそれにあたる)、ダイアトニックコード内の4和音を使うのが初心者から中級者にはおすすめ。

【Key=Cの場合】
CM7ーDm7ーEm7ーFM7ーG7ーAm7ーBm7♭5

DAWソフトを使って録音する

作曲の原型ができたらDAWソフト(楽曲制作を行うソフトフェア)を使って録音や打ち込みにも挑戦しましょう。最近は無料でダウンロードできる高性能なDAWソフトが充実しているので、おすすめの2点を紹介します。

cakewalk by BandLab(windows専用)

有料DAWソフトとして有名だった『SONAR』が2018年に無料版として復活したのがこの『cakewalk by BandLab』。現在利用できる無料DAWソフトの中で、最も高性能で利便性が高くおすすめです。多数のユーザーが使っているので操作方法などの情報をネットで探しやすく、初心者も安心して使えるDAWソフトになっています。


Studio One Free(windows/Mac対応)

Studio One freeは、PreSonusの有名なDAWソフトである『Studio One』の無料版です。無料版でも機能が充実しており簡単に使うことができるので、DAW初心者におすすめ。気に入ったらアップグレードして本格的にDAWを始めることもできます。


音楽理論は作曲の手助けをしてくれる便利なもの。ただ、理論の勉強ばかりしていても曲は作れないので、感覚をベースに曲を作りながら少しずつ理論を勉強して積み上げていくことをおすすめします!

(文・佐合良太)