【佐藤タイジ・ロングインタビュー】ポストコロナ時代の今こそ、音楽業界は声を上げろ!

五辺 宏明

五辺 宏明

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気候変動に対する理解と行動喚起を目的とした音楽ライブイベント『Climate Live』(クライメイト・ライブ)。

クイーンのギタリスト、ブライアン・メイの「気候危機を訴える『Live Aid』のようなイベントがあれば参加したい」という発言を聞いたイギリス人の高校生が立ち上げ、学生主体で企画運営される同イベントが、2021年4月24日と10月16日に世界40か国で同時開催される。

今回のインタビューに登場していただくのは、『Climate Live Japan』の活動に賛同したシアターブルックの佐藤タイジ。100%ソーラーエネルギーを活用して実施されるロックフェス『THE SOLAR BUDOKAN』を主宰する佐藤が、環境問題に対する考えや、ミュージシャンとしての使命感などを語ってくれた。


ティーンエイジャーの純粋な怒りを、大人は舐めちゃいけない
——まず、『Climate Live Japan』に賛同された経緯についてお聞きしたいのですが。

佐藤: きっかけは、昨年の秋に代々木公園でやった『re:LIVE 東京 fes / earth garden』ですね。アース・ガーデン界隈の人が男の子と女の子を紹介してくれたんですよ。「学生達がこういう活動をやってるんですけど」って。

——どんな印象だったんですか?

佐藤: あの、グレタちゃん(グレタ・トゥーンベリ/スウェーデンの環境活動家)って凄いじゃないですか。賛否両論みたいなものもあるけど。で、その子にインスパイアされた日本人の子が来たな、って思って。

俺は応援したい。もちろん、気候変動って大きなテーマではあるんだけど、要は若い子が声を上げるっていうのを応援したいわけ。原爆記念日に高校生がコメントして、まともなことを言うじゃない? それに対してバカにする政治家がいたりするでしょ。「子供が純粋な気持ちで言ってることを応援できない大人って、大人じゃないよね?」っていうのが概念の根本かな。

——『Climate Live Japan』に期待していることをお聞かせください。

佐藤: 若者らしく、あまりコンプライアンスを気にせずに発言と行動をして欲しいなぁ。今って若者が萎縮する時代じゃない?

——そうですね。タイジさんは、積極的に政治的な発言をされますよね。

佐藤: ジョン・レノンもそうだし、ボブ・マーリーもそうだし、ボブ・ディランもそうだけど、言うことは言うじゃない。そういうものなんだと思ってティーンエイジャーの頃に音楽を聴いて、コメントを読んで。ロックっていうのはおかしいことに対しておかしいって言うものだと。

——おっしゃる通りだと思います。

佐藤: 3.11の時も黙ってる奴とか、斉藤和義が「ずっとウソだったんだぜ」ってネットに上げたら、「そんなの歌ってほしくなかった」とか言う奴がいたりとか。「お前ら、何を聴いてきたんだよ」ってなるわけ。

だからグレタちゃんに関しても、やいのやいの言う風潮があるやん。「なんでそんなことを言うの?」って凄く思う。純粋にこの子は怒ってるの。怒って当然でしょ? 大人が何もやらないんだから。ティーンエイジャーの純粋な怒りみたいなことを、大人は絶対に舐めてちゃダメだと思う。

——日本人はなんで危機感が薄いのでしょうかね? 政治的な問題だったり、環境問題だったり。

佐藤: 意見の誘導みたいなものもあると思う。教育しかり、ジャーナリズムしかり。環境問題の話で言うと、日本ってクルマ中心やん。自転車が物凄く走りにくい。都市部でこんなにクルマを走らせたら二酸化炭素も出るし、無駄やのに、それが当たり前になってる。もっと自転車を走りやすくするべきだと思う。その方が渋滞も少なくなるし。

日本って島国だから、自分のところだけでやってる感があるのよ。だからダメなんだよね。世界と一緒に生きてるわけで。

震災を経て辿り着いた『THE SOLAR BUDOKAN』

佐藤: 1995年、シアターブルックがメジャーデビューした年に、地震が起きて(阪神・淡路大震災)。親父が徳島新聞社の人間だったのでジャーナリズムというものに興味があったし、現地に行かないと何が起きているのかわからないから、被災地に行こうとしたんだけど、当時の事務所の社長から「お前が行っても邪魔になるだけだから行くんじゃねえ」と言われて。

——……。

佐藤: で、行かなくて。ソウル・フラワー・ユニオンの中川くん(中川敬)とか、凄く活動してたでしょ。

——そうですね。

佐藤: その時に凄く取り残された感じがしたんですよ。それで、その事務所を離れて。後の新潟の地震の時はイベントをやったし、3.11も。

——東日本大震災の時、タイジさんはすぐ動きましたよね。3月17日に開催されたタイジさん主宰の『明日の日本を考える LIVE FOR NIPPON』はUstreamで拝見しました。1曲目が「ドレッドライダー」で。

佐藤: よく覚えてるなぁ(笑)。

——震えました。誰もが希望を持てないような時期だっただけに、強く印象に残ってます。そして翌年(2012年)、『THE SOLAR BUDOKAN』を開催されましたよね。2013年からは野外フェスとして『中津川 THE SOLAR BUDOKAN』が行われるようになって。

佐藤: そう。あれは「やってやった!」って感じだったよね。

photo by 高橋良平

——『THE SOLAR BUDOKAN』はタイジさんが発案されたんですか?

佐藤: 震災前の2010年の冬ぐらいにシアターブルックのツアーをやってたんですよ。で、「日本武道館、やらないとダメじゃん?」っていう話が出たわけ。まぁ、俺が言ったんだけど(笑)。「ロックバンドとして長年やってきて、武道館でやらないまま死ねないよ」って。それで、シアターブルック武道館実行委員会っていうのを立ち上げたんだけど、地震が起きて。

元々は武道館に向けてシアターブルックの歴史を紐解くみたいな番組をUstreamでやろうとしてたの。でも、地震が起きちゃったもんだから、もうシアターブルックの歴史とかどうでもいいわけ。物資を集めて、足りないところに送らなくては、となって『LIVE FOR NIPPON』をやって。

——それ以降、『LIVE FOR NIPPON』が定期的に開催されるようになったんですね。

佐藤: そんなイベントをやってたから、「そうだ、武道館をソーラーでやればいいんだ」という発想に辿り着いて。それをUstreamで発表して。

——そこから実現にこぎつけたのが凄いです。

佐藤: 「原発から離れたい、原発に頼る生活が嫌だ」っていうのに対して賛成してくれる人は多かったからね。なんか気分はスターウォーズの反乱軍ですよ。デス・スターをやっつけに行くぞ! みたいな(笑)。

——(笑)。

佐藤: 原発から離れたいというモチベーションでソーラーを始めたんだけど、結果的には気候変動問題に対する単純明快なやり方だったわけ。

イギリスのスーパー・ファーリー・アニマルズのメンバーが「日本にソーラーでフェスをやってる奴がいるらしい」って俺に会いに来て。

気候変動に対する市民活動みたいなのって日本では目立ってないけど、ヨーロッパは結構あるんだよね。そこにロックバンドのメンバーが普通にいたりして。やっぱ、真剣なんだよね。二酸化炭素が増えることで環境が変わってきてるし、なんかやらなきゃって。

——昨年の『THE SOLAR BUDOKAN』は、コロナの影響でオンライン開催になりましたね。

佐藤: 大変だったけどね。それまでとは全く別物だから。でも、無観客の配信ライブって実は嫌いじゃなくて。

観客がいなくても、メンバーだけで向き合って、お互いがプレイするっていうのが実は凄く好きで。もちろん、観客がいることって大事なことなんだけど、音楽を演奏するっていうその一点だけで考えたら、観客の有無は関係ないから。こんな意見は少ないと思うけど。

——職人気質なんですかね。エンターテイナーというよりも。

佐藤: そういうところがあると思う。

——今後、もし有観客ライブが普通にできるような状況に戻ったとしても、無観客配信は続けていきますか?

佐藤: やってもいいなって思う。観客がいる緊張感とは違う緊張感がある。ミュージシャン同士の緊張感みたいな。だから、無観客ライブに対するネガティブな感情が全く無くて。竹原ピストルくんが言ってたけど、「遠くに住んでる友達も観てくれてるし、寝たきりの人だって観られるでしょ」って。

配信も5Gになったらもうちょっと良くなるでしょ。ネット上のジャムセッションって、結局まだ到達してないじゃん。個々の環境に差があって。ただ、5G自体が自然破壊みたいなところもあるから微妙ではあるけれど。でも、フェスをやる側としては、配信でニューヨークと東京のジャムセッションができるようになったらぜひトライしたい。「ボブ・ディランが自宅から出演!」みたいな(笑)。

世代やジャンルを超えた野外ライブ『ソラリズム』

佐藤: 先日発表したんだけど、コロナ禍でも、いわゆる小規模の野外ライブイベントならやれるじゃない?

小規模の野外ステージって、実は公園とかに結構あったりするの。全然使ってないけど日本中にそういうステージがあって。そういうところに潰れたライブハウスの機材を運んで、仕事にあぶれちゃったライブハウスの人達が使えるようにして。で、そうなってくると子供も来られちゃうし、爺ちゃん婆ちゃんも通りがかるところだから、全世代にアピールするブッキングができそうだなぁと思って。

——なるほど。

佐藤: 今までのライブハウスって、ジャンルを限定して狭い世界の人々に対してアピールしてたやん。おかげで分断されているわけですよ。

でも、近所の盆踊りみたいに小さい規模の野外ライブをやっていったら、我々の日常にある音楽っていうのが変わるきっかけになるかもしれない。そのイベントを『ソラリズム』と銘打ってやっていこうかと。ムーブメントみたいな形にしたいと思って。

——おもしろいですね!

佐藤: 『THE SOLAR BUDOKAN』を始めた時に、経産省の再エネ課が後援してくれたんだけど、その時のトップだった人が、今は中小企業庁のトップで。その人が4月からコロナ以降の新事業に対して総額1兆円の枠を作って。

——凄い!

佐藤: 巨大な枠ですよ。この1年で音楽業界全部の売り上げは8割減。でもまぁ、そうだろうなって感じ。デカいイベントをやれないんだから。で、それだけ税収が落ちたんだから国もなんかやるべきなんだけど、国家は何もできない。もう自分達を救うのは自分達しかいないと思って。そんな予算を小さい事業所が少しずつ取っていくようにして、野外ステージをこしらえたり、配信のシステムを確立させたりして、音楽という文化を守るということを今年はやらなきゃと思って。

音楽業界にもいろいろな業種があるやん。楽器屋もあればレコード会社もあって、出版やライブをやってるところもあって。全部ひっくるめて新しいことを始めないと無理。

いろいろ面倒くさいこともありそうだけど、やって損はないかと。もうライブハウスもヤバいから。貸しスタジオやカラオケボックスも、配信のシステムを充実させてパブリックビューイングみたいなやつとか、そういうのも必要だろうし。大規模なものは、もうできないから。小規模でどれだけ楽しいことをやれるかってやつだと思うんですよ。

——そうですよね。

佐藤: で、ヒット曲の構造が変わっていけばいいのにと思って。テレビのタイアップ中心のヒット曲の構造ってクソつまらないんだよね。ローカルヒットがマスヒットになるような。そうなるきっかけはここしかないと思っていて。グラミー賞って日本には無いやろ?

——はい。

佐藤: グラミー賞ってアメリカにある全ジャンル、ブルースからレゲエからワールドミュージック、全部に賞を出してくれるの。それをやることによってその周辺も潤うし、要は文化を守るということなんだよね。日本のレコード大賞とか紅白はご褒美なの。経済的貢献のご褒美。文化を守るっていう概念は無いのよ。

野外ライブハウスを全国のあちこちでできるようになったら、多分変わると思う。爺ちゃん婆ちゃんも小さい子供達もデカいスピーカーで音楽を聴いて。それが日常になってきたら、絶対に変わるはずなんだよね。

——素晴らしい光景ですね。

佐藤: 俺は日本のグラミー賞みたいなものが欲しいと思っていて。浪花節とか民謡とか、そういうものとポップスを分けたらあかんねん。歌手は歌手やし。何を歌おうと、何語で歌おうと。同じ音楽として捉えるべきやんか。

——確かにグラミー賞は、クラシックもジャズもカントリーもR&Bもロックも、同じステージで表彰されます。

佐藤: そこに境界線を作るべきではないんだよね。

——タイジさんは阿波おどりとコラボされてますもんね。

佐藤: でも大変でしたよ(笑)。洋楽と邦楽とか、伝統芸能とロックとか、これまでに日本人が自分達の中に作ってきた壁っていうのが物凄く分厚くて。でも、それをぶち壊していかないと前に進まないから。

——コロナで音楽業界は大打撃を受けましたが、一方で、幅広い世代が日常的に音楽を楽しめるという世界観にはグッと近づけそうな気がします。

佐藤: 野外なら実現できそうだよね。ただ、デカい規模ではできないっていうのが根本的な話なので、ドカンと収益が上がるという話ではない。小さいのが寄ってたかってやらないと、業界のアップデートということにはならないので。

だからもう、やらざるを得ない状況で。さっき言った1兆円を瀕死の業界が使うべきなの。で、音楽業界は瀕死です。無くなりそう。音楽ジャーナリズムとか、もう無いじゃん。

業界全体にアプローチしていかないと。情報を広げるためにほんとに横のつながりが大事だと思う。縦割りじゃなくて。

高度な演奏は評価されるべき

photo by 高橋良平

——今の時代は、大手事務所に入ってなくてもサブスクやYouTube、TikTokなど、ブレイクするための手段がいろいろありますが、そういった時代感みたいなものをどのようにお考えですか?

佐藤: 悪いことではないと思うんだ。ただ、「演奏が上手い方が偉い」っていうのが俺はガッツリあるわけ。ヘボい人は偉くないっていう(笑)。

——(笑)。

佐藤: 「世代が若くなるにつれ、そういう感覚は無くなってきてるんだろうな」とは思うわけ。でも、上手い人は膨大な時間を費やして練習したんだから、それはちゃんと評価されるべきだと思う。

下手な人がちょっとしたアイデアとか、ちょっとしたチャンスで一気に売れるのは別に構わないんだけど、「下手な奴の歌は聴いてられないよね」っていうのを小さい子供達に言っていこうと思って。「下手だから聴かなくていいんじゃない? 上手いやつを聴いた方がいいよ」って言うオジサンでいたい(笑)。

——きちんと音楽に向き合って、きちんと演奏している一流の人がもっと世に出てほしいという感じですか。

佐藤: 出てほしいですね。

——タイジさんの若い頃はどんな感じでした?

佐藤: どんな感じだったか(笑)。やっぱ、新宿ロフトに出たかったんですよ。徳島に住んでいて、ロックの雑誌とか見るわけ。で、「どうやらロフトが中心なんだな」ってなって。初めて出たロフトのチケットを未だに持ってるもん。

——西新宿時代のロフトは良かったですよね。

佐藤: 小滝橋通りにあったロフトですね。悪いことしてたなぁ(笑)。

——(笑)。

佐藤: 酷かったっすよ(笑)。おもしろい話はいっぱいあるんですけど、全部アウト(笑)。まぁ、青春の思い出ですよ。

——その当時、初来日したレッド・ホット・チリ・ペッパーズのオープニングアクトをシアターブルックが務めましたよね(1990年)。どういった経緯で決まったのでしょうか?

佐藤: 当時はクラブチッタ川崎が独自に海外のバンドを招聘してたんですね。レッチリもチッタが呼んだのか…別の呼び屋がからんでたのかな? いわゆる最初のミクスチャー、レッチリとか、リヴィング・カラーとか、リンボーマニアックスとか。俺もその辺のジャンルを標榜してたから、「手伝って!」みたいな感じで。

——リンボーマニアックス! 懐かしいですね。

佐藤: チケットも捌いて。500枚ぐらい捌いたんじゃないかな。レッチリも『MOTHER’S MILK』を出した頃だったから、一般的にはまだそれほどでもなかったので。ミュージシャン界隈では絶大な人気があったけど。

おもしろいのが、前座で我々が出ていくじゃん。そしたら客席が「うぉぉぉ、レッチリ来たぁぁぁ!!!」ってなって(笑)。

——(爆笑)。

佐藤: 「…あれ? 日本人?」みたいな(笑)。当時はみんな、レッチリのメンバーの顔をよく知らなかったから。PV(プロモーションビデオ)もまだそんなに無かったし。

で、ライブをやってたら、中身が入った瓶が飛んできたの。アンプに当たっちゃってさ。で、終わってから楽屋に来た友達から「どんとさん(ボ・ガンボス/ローザ・ルクセンブルグ)が投げてたよ」って聞いて(笑)。その後しばらく経ってから、どんとさんに会った時にその話をしたら「ギターソロが長かったから投げた」って(笑)。

——素晴らしいエピソードですね。シアターブルックといえば、2019年の春にGREAT TRACKS(ソニーミュージックのアナログレコード専門レーベル)から『ありったけの愛』の7インチシングルを出してますよね。

佐藤: うん。

——GREAT TRACKSに、リクエストに基づいてアナログ盤を制作する「Order Made Vinyl」という企画があって、かつてシアターブルックと同じ事務所(3rd stone from the sun)に所属していたSUPER JUNKY MONKEYのレコードが、その企画で発売されたんですよ。私もリクエストしたんですけど。その際に、もう1枚リクエストしたのがシアターブルックの『ドレッドライダー』なんです。ということで、直訴させていただきたいと思いまして。

佐藤: (笑)。アナログを出すのはいいかもね。

——何卒よろしくお願いします。同じ事務所といえば、前澤友作さんがいたSWITCH STYLEも3rd stone所属でしたよね。

佐藤: ん?

——ZOZOTOWN創設者の。SWITCH STYLEのドラムを叩いていたのが前澤友作さん。

佐藤: えっ、えっ、えっ、えっ?

——お金贈りおじさんの前澤友作さん。

佐藤: マジで! 全然知らなかった!

——SWITCH STYLEは、当時のハードコア・シーンで人気があるバンドだったんですよ。

佐藤: そうなんだ…。今、先輩風を出すタイミングなのかな?「音楽業界が大変なんでお願いします」みたいな。

——出資してくれたらいいですね。

佐藤: 気候変動問題にもね! ほんと、いろいろやらなきゃ。『ソラリズム』もそうだし、子育ても。3歳の男子、大変なんだよ。「もう勘弁してぇ」みたいな(笑)。トミカにハマっちゃってさ。フェラーリとかランボルギーニとか。3歳の子供が「ベントレーに乗りたいね、パパ!」って(笑)。

——(笑)。そういう子供達のためにも、いい未来を残してあげたいですよね。

佐藤: 本当に。ポストコロナの今こそ、音楽業界が一丸となって政治や環境問題に声を上げないと。子供達の未来のためにも。

(取材・三橋温子、五辺宏明)
(文・五辺宏明)
(撮影・石橋雅人)
(ライブ撮影・高橋良平)


PROFILE

佐藤タイジ(Taiji Sato)
シアターブルック・THE SOLAR BUDOKAN主宰

徳島県出身。ギターボーカル日本代表。太陽光発電システムによるロックフェス
「THE SOLAR BUDOKAN(since 2012)」の主宰者。日本の音楽界と再生エネルギー界を牽引する稀有なモジャモジャ頭。「ロックスター」「ファンキー最高責任者」は彼の代名詞。’86、シアターブルック結成。’91、Red Hot Chili Peppersのフロントアクト。’95、EPICからデビュー。「ありったけの愛」がJ-WAVE.FM802など主要FM局でヘビーローテーション。ちなみに太陽の愛を歌ったこの曲を歌い続けたことが「THE SOLAR BUDOKAN」のアイデアの源泉。この他、クラブ系ユニット「The SunPaulo」ではエレクトロ。加山雄三率いる「The King All Stars」では主要メンバー。そして高円寺阿波おどりとのコラボ「佐藤タイジ&華純連」は日本の音楽史の転換点となる壮大なプロジェクト。楽曲「踊らなソンソン」はiTunes.Spotifyなどで絶賛配信中。佐藤タイジは間違いなく日本代表ロックスターなのだ!

佐藤タイジ 公式サイト
シアターブルック 公式サイト
THE SOLAR BUDOKAN 公式サイト

Climate Live Japan
気候変動の解決に向け、40か国の若者を中心とし、開催する音楽フェス

日時:2021年4月24日(土) ※時間未定
場所:オンライン配信
出演:未定
賛同:佐藤タイジ、小林武史、亀田誠治、KOM_I、Little Glee Monster、滝川クリステル ほか
主催:Climate Live Japan実行委員会
企画制作:Climate Live Japan実行委員会
アドバイザー:iPledge / THE FOREST / divercitizen / レーベン企画 / 350.org JAPAN
運営:Climate Live Japan実行委員会

公式サイト

クラウドファンディング

企画名:【気候変動を止めたい】未来を担う、若者のアクションにご支援を。
募集〆切:2021年4月30日(金) 23:00
支援金額:¥1,000〜
募集サイト:READYFOR

クラウドファンディングサイト

ソラリズム・キックオフLIVE
世代とジャンルを超えてアーティストが集う
音楽ライブ文化復興へのキックオフ

日時:2021年4月11日(日) 15:00〜20:00予定
場所:多摩あきがわ ライブフォレスト自然人村(JR武蔵五日市駅より徒歩20分)
出演:ComplianS(佐藤タイジ&KenKen)、清春、金子マリ、なぎら健壱、Momiji & The Bluestones、こでらんに~、選曲DJ 田中克海(民謡クルセイダーズ)
料金:¥4,000+1Drink(300人限定)
駐車場:¥1,000(20台限定)
チケット:earth garden Online Shop

公式サイト