2023年4月14日(金)、東京新宿・歌舞伎町に「東急歌舞伎町タワー」がオープンした。
国内最大級のエンタメ×ホテル複合施設である当施設内には、新宿エリアにおいて最大級となる約1,500名のキャパシティを誇るライブホール『Zepp Shinjuku』が誕生する。
オープン前日の4月13日(木)に開催されたセレモニーでは、『Zepp Shinjuku』にてライブの開催を予定している渋谷龍太さん(SUPER BEAVER)、西川貴教さんを始めとしたアーティスト・俳優が集まり、トークイベントやライトアップなどが行われた。トークイベントでは、それぞれが新宿歌舞伎町との思い出を交えながら、『Zepp Shinjuku』に対する想いを語った。
東急歌舞伎町タワー 開業前日セレモニー
歌舞伎町で生まれ育ったSUPER BEAVERの渋谷龍太さんは、4月17日(月)に『SUPER BEAVER「都会のラクダ 柿落としSP 〜 新宿生まれの、ラクダ 〜」Zepp Shinjuku (TOKYO) OPENING SPECIAL 4DAYS』を開催予定だ。「小さい頃からミラノ座やミラノボウルで遊んでいたため、生まれ育った場所でこういう機会があるのは嬉しい。地元の両親や友達も喜んでいます」と歓喜の表情を浮かべた。
4月18日(火)に「東京スカパラダイスオーケストラ Live at Zepp Shinjuku Zepp Shinjuku (TOKYO)OPENING SPECIAL 4DAYS」を開催予定の東京スカパラダイスオーケストラは、揃いに仕立てられたサファイアブルーのスーツを着用して登場した。
早稲田大学時代に歌舞伎町の噴水でよく酒盛りをしていたと話す谷中敦さんは、噴水をモチーフとしてデザインされた東急歌舞伎町タワーを見て笑みを浮かべる。「世界からも注目される新宿歌舞伎町という土地で、大きな音を出すのが楽しみ」と語った。
政治家のような佇まいを見せ、会場を和やかな雰囲気に包み込んだ西川貴教さんは、4月19日(水)に「⻄川貴教 LIVE “SINGularity Ⅱ -過形成のprotoCOL-改” -Zepp Shinjuku (TOKYO) OPENING SPECIAL 4DAYS-」を開催予定だ。
上京してバンドデビューをした当時住んでいたのが西武新宿線沿いだったという思い出を語り、「当時は歌舞伎町が怖い場所だと思っていたが、こんなに綺麗な場所になったことに驚いた。滋賀県にもこういった施設が欲しい」と再び会場に笑いを誘った。
4月20日(木)に「Little Glee Monster リトグリCLUB 限定LIVE “Fanfare” 0」を開催予定のLittle Glee Monster は、ターコイズの衣装で華やかに登場した。ファンクラブ限定で開催されるライブのため、『Zepp Shinjuku』の特徴の一つである「アーティストとファンの距離の近さ」を楽しみにしているという。
メンバーのかれんさんは、「3人のメンバーを加えて新体制となった新しいリトグリで、Zepp Shinjukuから歩み出したい」と活動への決意を新たにした。
新宿エリア最大級のライブホール
『Zepp Shinjuku』
東急歌舞伎町タワーの地下1階〜地下4階に位置する『Zepp Shinjuku』。キャパシティはスタンディング約1,500名、シーティング約500名と新宿エリア最大。ただ、これまでのZeppホールと比較するとややコンパクトなサイズ感であるため、その分アーティストの存在をより近くに感じることができる。また360°LEDビジョンを常設しているため、ここでしか味わえないライブ体験・音楽体験を得ることのできるライブホールとなっているという。
多種多様な文化が溢れる歌舞伎町に誕生したライブホールらしく、様々なジャンルの音楽アーティストを招聘し、新しい音楽コンテンツを国内外に発信する予定とのことだ。
夜間はナイトエンターテインメントの発信拠点『ZEROTOKYO』に。音楽、DJ、空間演出、パフォーマンスなどを交差させ、新しいエンターテインメント体験を生み出す場を目指す。
「好きを極める」というコンセプトのもとに形作られた東急歌舞伎町タワーと『Zepp Shinjuku』『ZEROTOKYO』。「あたらしい音楽、発掘。」を掲げるヂラフマガジンとしても今後の展開から目が離せない。
(文・宮本デン)