『ロッキン・ライフ vol.10』出演、いま注目の若手バンド4組の魅力とは? バウンダリー / KOHAKU / 606号室 / ポンツクピーヤ

ロッキン・ライフ

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2024年12月30日に大阪・Music Club JANUSにて、ロッキン・ライフ vol.10というイベントを開催した。これは私が運営する音楽アカウント『ロッキン・ライフ』主催のライブハウスイベントで、2020年の初回から今回で10回目を迎えた。

vol.10には、ポンツクピーヤ、606号室、KOHAKU、バウンダリーの4バンドが参加。どのバンドも素晴らしいライブを披露したのだが、何が素晴らしかったのか?ということを端的に、この記事でお伝えできたらと思う。


ポンツクピーヤ

今回のイベントのトップバッターを務めたポンツクピーヤ。音の感じから、どこかしら“ゆるさ”のあるバンドなのかなーと思ったら、全然違った。

ライブでゴリゴリ。というか、全体を巻き込んで盛り上げていく気持ちよさもあるし、繊細に楽曲を歌いこなす柔らかさも持ち合わせたバンドだなーと感じた。ここから、よりたくさんの人に見つかったら、駆け足でシーンに頭角を現す予感しかない。

ロッキン・ライフおすすめの1曲
『こんにちはスーパーマン』
PROFILE

ポンツクピーヤ

京都の3人組。ハイパーキューティーウルトラポップバンド。舞鶴高専の同級生で結成された。


606号室

鍵盤がバンドメンバーにいるということで、カラフルでポップな楽曲が持ち味の606号室。この日のライブイベントでも、求心力のある楽曲を立て続けに披露しながらも、グッドなメロディーやハーモニーを奏でた。

とはいえ、そこはバンド。単に良い歌を歌うだけではなく、バンドだからこその躍動感もあって、オーディエンスを沸かせるようなアプローチも盛り込みながらライブを盛り上げていたのが印象的であった。

ロッキン・ライフおすすめの1曲
『夏が君を離さない』
PROFILE

606号室

大阪発4ピースピアノロックバンド。 Vo.昇栄の描く“心に響く歌詞”とピアノを中心に添えた唯一無二のバンドサウンドが、若者を中心に多くのファンを魅了している。


KOHAKU

しっとりとした楽曲と、歌心を丁寧に描いたKOHAKU。クールな雰囲気で、比較的淡々とライブをする様子が印象的だった。

何より、どの歌もライブで聴いたときの鮮やかさが尋常ではない。シンプルながらも、シンプルこそが最大の武器と言わんばかりに、ギター、ベース、ドラムの3つの楽器で鮮やかなコントラストを生み出していくのだ。KOHAKUの時間は、オーディエンス全体がKOHAKUの美しい音楽世界に酔いしれたのだった。

ロッキン・ライフおすすめの1曲
『恋人たち』
PROFILE

KOHAKU

2021.07.03〜 札幌在住ロックバンド’02 コハク
Gt.Vo/ 樂(@w12g__o0) Ba.Cho/ 律(@elllle_trmt2) Dr./ 黛(@MAYUZUMIKE)


バウンダリー

この日のライブイベントのトリを務めたのはバウンダリー。スリーピースバンドながら、この日もっともどでかい音をぶちかましていたバウンダリー。楽曲→MCの流れも秀逸で、終始エモーショナルにライブを展開していくのだった。

大阪のライブハウスは今、ものすごく勢いがある。そのことをダイレクトにライブで伝えてくるかのようなバウンダリーのパフォーマンスは、どこまでもかっこよく、どこまでも大きく響くのであった。

ロッキン・ライフおすすめの1曲
『足跡』
PROFILE

バウンダリー

Vo.Gt.中道ゆき、Ba.Cho.アオキ、Dr.Cho.さくらからなる、大阪の3人組ロックバンド。ストレートな本格ロックサウンドと力強くも透明感のある歌声を武器に、精力的にライブを展開し勢いを加速させている。






(文・ロッキン・ライフ)
(ライブ撮影・@ao_dramatic_aoi