《NEWS!》MILKDOT、生前の未発表音源を集めたDigital EP『Remake』配信リリース

宮本 デン

宮本 デン

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20歳という若さでMILKDOT(ミルクドット)がこの世を去ってから3ヶ月。彼の未発表音源を集めたDigital EP『Remake』が2024年7月14日に配信リリースされた。収録曲は全5曲。

2023年にリリースされた配信シングル「Tiny Tiny」のリメイクバージョンであり、完成後リリースされずに彼のPCに眠っていた「Tiny Tiny(Remake Ver.)」

MILKDOT Official YouTube Channelのみで公開されていた「I wanna i(Remake ver.)」「 鬱曜日(Remake ver.)」「ベッドルームポップ」

そして、MILKDOTが亡くなる直前に制作していた、完全未発表のワンコーラスのデモ曲「demo_0415_2」

また、全国のLIVE DAM各機種にて、MILKDOTのカラオケ配信が順次スタート。人気曲である「鬱曜日」「Tiny Tiny」「I wanna i」「嫌になっちゃう」の4曲が配信される。

飾らない彼の姿は、繊細な音楽の中で生き続ける

MILKDOTは、YoutubeやTikTokなどの各種SNSでボカロやオリジナル楽曲を発表し、その気怠く儚い歌声と独特なワードセンスで人気を博してきた。特に今回のEPでリメイクされた「鬱曜日」は、ストリーミング累計数で500万回再生を突破している。

唯一無二の存在感で徐々に人気を拡げている最中で、今後の飛躍の期待がなされていた矢先の訃報なだけに、彼を惜しむファンの声も多い。

彼をこのヂラフマガジンで取り上げた最初の記事は、「ベットルーム・ポップ」ジャンルの特集記事だった。今回のEPに収録されている『ベットルームポップ』の曲のタイトルは、この記事が元となっていると本人から語られている。

彼の音楽との出会いは、約2年ほど前のことだった。筆者がなんとなくTikTokを見ていたときに、一際惹かれる音楽を耳にし、しばらく聴き入ってしまった瞬間があった。その時に流れていた曲がまさに彼の楽曲「鬱曜日」だったのだ。

彼の音楽を世の中に広めたいと感じ、何か特集などがあるたびに彼を取り上げていた。音楽のルーツを語るインタビューも実施し、その展望で語られる彼の飛躍の予感にワクワクしていた。

ライブもきっとそう遠くないうちに行われるだろう。その際には自分でチケットを取って、ライブレポを書かせてもらおうと思っていた。

もうこの世で新しく彼の楽曲が紡がれることはないが、今もなお彼の曲は愛され続けているし、残してくれた楽曲はさらに多くの人を魅了することになるだろう。

MILKDOTのあの飾らない姿が、彼の紡いだ繊細な音楽の中で生き続けることを願っている。

RELEASE
Digital EP『Remake』

アーティスト:MILKDOT
全作詞作曲編曲:MILKDOT
配信開始日:2024年7月14日
配信サービス:https://zula.lnk.to/sreuPMZL

【収録曲】
M-1. Tiny Tiny(Remake ver.)
M-2. I wanna i(Remake ver.)
M-3. 鬱曜日(Remake ver.)
M-4. ベッドルームポップ
M-5. demo_0415_2

PROFILE

MILKDOT(ミルクドット)

2021年音楽活動を開始。YouTubeやニコニコ動画、TikTokを中心にボカロ楽曲や自身のオリジナル楽曲の投稿を始める。生まれ持ったキャッチーなメロディセンスと気だるさや儚さが混ざった歌声が特徴的で、じわじわと注目を浴び同世代の若者を中心に人気を集める。
さらなる飛躍が期待されていた2024年4月、20歳の若さで夭逝。優しく寄り添うメッセージと今までの残してきた楽曲たちは多くのファンの心に生き続けている。

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