AWAオフィシャルライターやEggsキュレーターとして活躍するインディーズ開拓アカウント遊津場による連載「このブッキングイベントは見てみたい!」。「このブキ」なライブハウスイベントを全国から探し出して紹介し、主催者からイベントの見所などを伺うイベンター応援コーナーです。
第3回は、TSUTAYA O-EASTでも開催実績のある東京のイベント! ジャンルは過去2回とはガラッと変わり、メロコア・メタルコアバンドがラインナップ。
重厚! 革新しながら前に進むイベント
『HIRAETH』(ヒライス)
【企画名】
HIRAETH Vol.5
【日程】
2021年7月24日(土) 開場12:30・開演13:00
【場所】
新宿ACB
各線「新宿駅」より徒歩12分、西武新宿線「西武新宿駅」より徒歩5分
【料金】
前売り ¥3,200
当日 ¥3,500
+ 1drink
【出演】
Graupel
All Good Soldiers
C−GATE
ヴァジリアントマト
WATER
DRASTIC BOYS
kOTOnoha
Sable Hills
代表のハヤカワさんに聞きました!
Q. このイベントのコンセプトは?
2020年11月に発足させた当イベントの名称・HIRAETH(ヒライス)は、ウェールズ語で「望郷」「郷愁」といった意味合いの言葉。コロナ禍の中でのスタートということもあり、失われていく僕らの遊び場(ライブハウス)を守るべく微力ながらもシーンに貢献したいという思いで、専門学校在学中に発足させたイベントです。
ブッキングする上での自分のモットーは、「地方バンドも交えた唯一無二のブッキング」。アーティスト同士、音楽で判断してブッキングするのではなく、バンドの根底にあるマインドやバイブスを実際に話したり、ライブを体感してMCやステージングから感じ取ったりしながら、そこで得た初期衝動を大事にしてブッキングしています。
HIRAETHとして意味のある、かつその意味をお客さんに感じ取ってもらえるようなブッキングを心がけています。
Q. 今回の見所は?
なんといってもHIRAETH史上初となるメタルコアバンドのブッキングと、そこに交わる日本語ロックバンドの化学反応だと思っております。
実は、HIRAETH番外編 at TSUTAYA O−EAST(2021年2月19日開催)でPaleduskをブッキングしたときに、タイムテーブルの流れも含めて、イベントとして何かひとつ完成されたイメージを受けたんです。それ以降、改めてメタルコアバンドを交えて企画したいなと思っていたため、実現に向けて動きました。
GraupelもC−GATEもメタルコア要素に加え、メロディアスなサウンドや激しさを持ち合わせているバンドですので、他の出演バンドとの相乗効果が楽しみでブッキングしました。
出演者MV
『Fade Away』
Graupel
『Garden』Live ver
All Good Soldiers
『Derangement』
C−GATE
『押忍! マッチョ!』
ヴァジリアントマト
『ダイビング』
WATER
2ndデモ ティザー映像
DRASTIC BOYS
『煤 feat.Yuta Kobayashi(from PRAISE)』
kOTOnoha
『Embers』
Sable Hills
遊津場注目ポイント!
日本語メロコアやパンクに軸を置きながらも決してその一色ではない、常に新しい化学反応を引き起こすブッキング姿勢を感じていたイベントです。まだ発足して1年経っていないことに割とビックリしました。
2月にはTSUTAYA O-EASTでもイベントを開催。そこからも歩みを止めず、ほぼ毎月のペースでライブハウスでイベントを開催し続けています。
今回は特に挑戦したブッキングだなぁと。界隈なんてもんをぶち壊して、幅広い演者・お客さん・裏方も巻き込むような唯一無二のクロスオーバーな世界を作ってほしいです!
(文・遊津場)
【企画問い合わせ先】
HIRAETH info
Twitter @hiraeth1112
Instagram @hiraeth1112