レベル別! おすすめのエレキベース紹介 〜初心者・中級者・上級者編〜

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人からもらったベースをなんとなく使っている人や、これから新たにベースを始めたい方、今使っているものよりもう少しいいベースがほしい方など、買い替えや買い足しのタイミングはレベルにかかわらずやってくるものです。

そこでこの記事では、初心者・中級者・上級者にわけて、国内外のさまざまなメーカー・ブランドの中からベーシストである筆者おすすめのエレキベースを9点セレクト! 適したプレイスタイルや音楽ジャンルもあわせてご紹介します。自分だけの「相棒」を見つけてみませんか?


エレキベースを選ぶ基準は「プレイスタイル」と「音楽ジャンル」

エレキベースと言っても数多くの種類が存在しています。では、どうやって選んだらいいのか。その基準として重要なのは、プレイスタイルや音楽ジャンルです。

スラップ奏法でゴリゴリ攻める人、ピックで細かい音符を刻む人、しっとりとした指弾きがメインの人、といったようにプレイスタイルによっても変わってきますし、ジャンルで言えばメタルとジャズでも大きく異なりなります。そのため、安易に値段や見た目だけで選ぶのは少し危険が伴うことを覚えておきましょう。

ただ、個人的には自分が好きだと思う楽器の方が上達も早いですし、愛着も湧くので、あまり縛りすぎず、自分と相性のいい1本を探すことをおすすめします。

エレキベース購入のポイント

「相性がいい」とは、どういうことか。

それは、「弾きやすくて、いい音だと思うかどうか」です。これらは人それぞれ感じ方が異なるので、実際に楽器屋に行って直接触れて確かめましょう。

見た目だけ好きでも弾きにくくて手首を壊してしまう場合や、気に入った音が出せない場合など、どうしても手に余ってしまうと感じるなら、その楽器を使うのは少し待ちましょう。いずれまた出会えるタイミングが来るはずですので、今はまず、自分が扱える楽器を手にすることが先決です。

初心者の方は、安すぎる楽器にご注意を!

初めてエレキベースを弾く人は、「激安初心者セット」のような2万円くらいでアレコレ備品が付属するようなものを買いがちですが、おすすめしません…。あまりに安いものは、本体が重いこともそうですが、ネックが反りやすかったり音程が安定しなかったりと、問題を抱えている場合があります。

少しでも長く続けるつもりなら、安い楽器で変なクセをつけてしまう前に、5万円前後の楽器からスタートしましょう!

初心者におすすめのエレキベース

これからエレキベースを始める方におすすめの楽器を3点ご紹介。価格設定は、5万円前後です。少し高いと思うかもしれませんが、これから長く付き合う「相棒」になる楽器ですから、少し頑張ってみましょう!

Squier(スクワイヤ)/JazzBass

ジャンルも固定しておらず「とりあえず始めたい!」といった場合は、どんなジャンルにも対応できるJazzBassがおすすめです。

指弾きでもピック弾きでもスラップでも十分活躍しますし、音の抜けがいいのが特徴。何よりネックが細く、初心者でも扱いやすいというのが大きなメリットといえます。シングルコイルのピックアップなので、ハムバッカーに比べたら薄く感じるかもしれませんが、そのシンプルさが幅広いジャンルに対応できるポイントなのです。

Squierなら価格帯も3万円からありますので、予算に応じて選んでみましょう。


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Squier / Classic Vibe 60s Jazz Bass Laurel Fingerboard Black

YAMAHA(ヤマハ)/TRB

「分厚い音が欲しい!」という方には、アクティブ回路とハムバッカーを搭載したTRBシリーズがおすすめ。手元で細かくEQをいじることができるので幅広い音色を操ることができますし、ネックも細くて扱いやすいです。

300番代のTRBはエントリーモデルとはいえ、価格もリーズナブルで見た目もオシャレなので、男女問わず愛用できる1本ではないでしょうか?


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ YAMAHA / TRBX304 CAR CANDY APPLE RED【TRBシリーズ】

Ibanez(アイバニーズ)/SR300E

なんといっても取り回しの良さが抜群のIbanez。細くて握りやすいネック、ストラトに比べて小ぶりで細身、そして軽量なボディ。ハイポジションも難なく弾けるシェイプは、一度使うと病みつきになります。

アクティブEQに多くのコントロールスイッチを搭載しているので、音色も多彩でいろいろなジャンルにも対応可能です。価格も5万円を切っていてリーズナブルなのも◎


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Ibanez / SR300E Candy Apple (CA)

中級者におすすめのエレキベース

楽器にも少し慣れてきて、自分の出したい音やプレイスタイルが確立してきた中級者の方におすすめなのが、10万円〜20万円くらいのエレキベースです。

Fender USA(フェンダー)/JazzBass

Fenderの中でも本場、アメリカで製造されているMade inUSAのJazzBass。ヴィンテージの良さをまといつつも粒立ちと抜けのいいサウンドが魅力です。

19万円ほどするのでMade in Japanに比べて値は張りますが、その分満足度も高いので、買って後悔はないでしょう。実際、筆者もこの楽器を使っていましたが、ジャンルとプレイスタイル問わずにこの1本で十分やっていけます。


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Fender USA / American Original 60s Jazz Bass 3 Color Sunburst

Atelier Z(アトリエゼット)/JHJ

先ほどご紹介したFenderに比べてゴリゴリした音色が魅力のAtelier Z。一般的なJazzBassのピックアップとハムバッカーを搭載しており、どんなプレイスタイルでも対応できる点が魅力です。

ピック弾きでも粒立ちがハッキリして存在感を発揮しますし、スラップでも前に出る抜けのある音色で目立つこと間違いなし。ぜひ一度試奏してみてください。


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Atelier Z / JHJ-190 Natural

Fender Japan(フェンダー)/JazzBass

音色はUSAに比べて大人しい印象を受けるかもしれませんが、基本性能は甲乙つけがたい日本製のFender Jazz Bass。Fender特有のヴィンテージサウンドと扱いやすさはそのままに、価格は少し抑え目なところは大きな魅力です。


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Fender / Made in Japan Heritage 70s Jazz Bass Maple Fingerboard Natural

上級者におすすめのエレキベース

「とにかくいい楽器が欲しい!」という上級者の方におすすめのエレキベースを3点ご紹介します。価格は20万円以上となっており、買うにしても勇気がいる価格帯ですが、それだけの価値があるのでぜひ一度手に取ってみてください。

Sadowsky(サドウスキー)/Metroline Series

なんといっても抜けがよくゴリゴリした前衛的なサウンドが魅力のSadowsky。楽器としての重量はちょっと重いのですが、そのデメリットを考えても余りあるサウンド的な存在感は格別です。

今回ご紹介したのはSlapMasterと呼ばれるスラップ奏法特化型のモデルではありますが、Sadowsklyのシリーズはこれ以外のモデルも非常にアグレッシブなので、どれをとってもおすすめ。


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Sadowsky / Metroline Series RV4 Black BLK

Navigator(ナビゲーター)/N-JB-ALR

クラフトマンの技術の粋を結集して作られる受注生産の1本。メーカー小売価格で40万円を超えるのですが、太くいい感じに枯れたサウンドは他では味わえないものです。

この楽器を使っているバンドのライブをよく見るのですが、スラップでも指弾きでも一音一音しっかりと前に出てくるのに厚かましく感じないところが大きな魅力といえます。


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Navigator / N-JB-ALR VW Vintage White

Rickenbacker (リッケンバッカー)/4003

最後にご紹介するのは、見た目にも存在感抜群のベース、リッケンバッカーです。ここまでは筆者のサウンド的な好みと弾きやすさに寄せて厳選してきましたが、これに関しては、「完全に見た目が好き」という理由から選ばせていただきました。

JazzBassに比べてネックが太いのと本体が重いことから慣れるのに時間がかかりますが、この楽器特有の甘い音色はクセになること間違いなしです。ピック弾きがメインのプレイヤーであれば、1本持っていて損はない楽器だと思います!


推奨プレイスタイル

ピックスラップ

推奨音楽ジャンル

ロックダンス/エレクトロHipHop/R&B/レゲエジャズ

▼イシバシ楽器で詳細を見る
☞ Rickenbacker / Model 4003 Jet Glo

使わない楽器を売るならこちら!

(文・倉田航仁郎)