Dr.FOOLライブレポ【前編】ライブへの意気込みを語る! メンバー全員へインタビュー

倉田 航仁郎

倉田 航仁郎

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2019年10月27日、大阪北堀江にあるライブハウスclub vijonの17周年を記念して開催されたライブイベント「club vijon17周年 【松藤ROCK FESTIVAL’19】day1初日公演「松」」に、大トリで出演したDr.FOOL。

インディーズシーンを賑わすそうそうたるバンドが名を連ねるこのライブイベントへの出演前、Dr.FOOLメンバー全員からこの「松藤ロックフェス」への意気込みを聞いた。


ライブ直前のDr.FOOLに独占インタビュー

左からZn(Gt.)、シゲ(Vo.)、Nitta(Ba.)、Y-summer(key. / performer)、Sunao(Dr.)

――大トリを務める今日のライブの意気込みをお聞かせください。

シゲ(Vo.): 今日は「松藤ロックフェス」のトリを飾らせていただくので、みんなを楽しませられるように精一杯やろうと思います!

――今日のライブで演奏する曲の中で、特に思い入れのある曲はどの曲でしょうか?

Sunao(Dr.): あ、俺『Dear Dani』。

Zn(Gt.): そうなるなー。

シゲ(Vo.): あー僕もですね。今日のライブハウス club vijonの店長、松藤さんが一番最初にDr.FOOLを好きになってくれた曲ですからね。今日のライブでも1曲目にやります。

Sunao(Dr.): 『Dear Dani』はDr.FOOLの前身バンドの時に作った曲。この曲ができてからバンドの方向性がエンターテインメントに向いていったんじゃないかなと思うので、やっぱり思い入れは強いですね。

Zn(Gt.): 僕らの基盤になる曲やもんな。

全員: そうそう!

Nitta(Ba.): Znちゃんの思い入れのある曲は『ギネスガール』ちゃうん?

Zn(Gt.): あー。Dr.FOOLでは彼(Nitta)が曲を書くことが多くて、持ってきてくれた曲をバンドで広げてからもう1回持ち帰ってもらって、完成させる感じで曲を作ってるんです。その中で、今日やる『ギネスガール』は僕が作った曲なのでやっぱり思い入れは強いですね。

Y-summer(key. / performer): 私は『Tonight』ですね。

全員 ですよねー(笑)

Y-summer(key. / performer): 私はDr.FOOLに一番最後に加入したんですけど、加入して一番最初に作った曲が『Tonight』だったので。

Nitta(Ba.): もう加入してくれる前提で曲を作ったから、もし入ってくれなかったら曲が成立しないからね(笑)

全員 (笑)

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Zn(Gt.): そういう意味で言えば、いつもやってる『WA・DO・WA』っていう曲も思い入れ強いかも。これはY-summer加入前に作った曲ではあるんですが、Dr.FOOL初の全国流通版として全国のCDショップに置いてもらった曲なんです。自分たちの全部をしっかり届けられるようにって、プロモーションやPVもしっかり制作できた曲だったんで、ライブでもだいたいやります。

シゲ(Vo.): 今日も『WA・DO・WA』はラストでやるんで楽しみにしといてください!

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――たくさんある曲それぞれで世界観や雰囲気が様々ですが、どれを聴いてもやっぱり「Dr.FOOL」としてまとまっていますよね。こんなに振り幅の大きい楽曲たちをどのようなスタンスで制作されていますか?

Zn(Gt.): やっぱりボーカルのシゲの個性が強いんで結果的に、どれを聴いてもDr.FOOLになってるんだと思いますね。

Nitta(Ba.): ほとんど僕が曲を作るんですけど、作るときにシゲに甘えちゃってる部分があって。なにやってもDr.FOOLにしてくれるんですよ。僕が「今こんなジャンルの音楽がしたい」って思ったとしても結果的にシゲが歌うから、エンタメであればそれがファンクであろうとシティポップであろうと面白く、楽しくしてくれるボーカルやと思ってるんです。苦労しながら歌ってくれてると思いますけど(笑)

シゲ(Vo.): 結構無茶言ってきたりするんですよね(笑)

全員: (笑)

シゲ(Vo.): けど、他のボーカルだったらなかなか難しいだろうなっていうような無茶を言われたときに、それに応えることができて「やったぞ!」ってなったときの満足感っていうのは、やっぱりDr.FOOLの中でしか味わえないし、それができるのはやっぱり僕なんかなって思ってます。

Nitta(Ba.): メロディの最高音も徐々に半音ずつくらい上げていったりしてたんですよ。作りながら「この高さは無理やろな」って思いながら。でもそれを乗り越えてくるから、逆に負けた気がしてもう高いやつ出すんやめました。

シゲ(Vo.): 勝ちました(笑)

Zn(Gt.): 映像(ミュージックビデオ)に関しては、エンタメバンドとしてのキャラクターっていうか、僕らっぽいっていうのは根本に置きながら、曲から派生するイメージとかで撮ってますね。

――なかなか個性の強いキャラ揃いなメンバーですが、そんなメンバーをステージの後方に位置するドラムからはどのように見えていますか?

Sunao(Dr.): みんなやっぱり個性が強いんで、ステージ上でワチャワチャすることもあるんです。でも、そんなメンバーを見ながらお客さんも一緒に楽しんでくれてるのが、一番よく見える場所がドラムなんですよね。だから正直なところ、一番楽しい位置にいると思います。

Nitta(Ba.): エモっ!(笑)

シゲ(Vo.): めちゃくちゃエモいこと言ってくれるやん(笑)

Sunao(Dr.): しっかり聴かせるために演奏に集中する曲もありますが、盛り上げたいような曲の場合は、とくにワチャっとするんで、そういう時のメンバーって本当に楽しそうなんですよ。そんなメンバーを見てるとやっぱり僕も楽しいです。それに僕らが楽しくないとお客さんも楽しくないですしね。だからきっと僕がメンバーの中で一番楽しい場所にいると思います。

シゲ(Vo.): もう、人が出来てる!(笑)

Nitta(Ba.): お前はやっぱりDr.FOOLのドラムやわ(笑)

Zn(Gt.): それってお客さんと同じような目線なん?

Sunao(Dr.): あ、それもある。あるけど、やっぱり演者側の目線もしっかりあるんで、両方とも楽しめるね。

Zn(Gt.): 唯一Dr.FOOLを特等席で楽しめてるやん(笑)

全員: (笑)

Nitta(Ba.): すっごいデカイステージでワンマンライブとかあったら、抽選で1名様にSunao席用意しよか! Sunaoの横にちょこんって感じで座ってもらって(笑)。ライブDVD全部にそのお客さん写ってるっていう(笑)

Zn(Gt.): それはカメラワーク気にしてくれよ!(笑)

――最後に告知などありましたらお願いします。

シゲ(Vo.): 2019年11月27日に神戸のRATというライブハウスで、『いつまでもそのテンポで』『バニーブルース』というバンドとスリーマンライブをやります!

Zn(Gt.): あと、来年2020年2月1日に、僕らが思う大阪で精力的な5バンドが集結する共同企画をやります。

Nitta(Ba.): 僕らとよく一緒にライブやってる仲良いバンドがいるんですよね。これまでは3バンドと2バンドみたいに別々にやってたけど、どうせやったら5バンドいっぺんにやろうぜってなって。だからお友達っていう感じです(笑)。けど全員、上目指してやってこうぜっていうスタンスは一緒ですから、そういう意味では精力的な5バンドですね。

Zn(Gt.): そんな5バンドが共同で、同じ熱量でやるライブイベント「Music Invader」がOSAKA MUSEで開催されます。会場も大きいので200〜300人は来て欲しいですね。

Nitta(Ba.): 「ですね」っていうことで誘うっていう(笑)

Zn(Gt.): 違う違う、そういうことじゃない!(笑)

Nitta(Ba.): でも来て欲しいのはホントですね(笑)

シゲ(Vo.): 是非来てください! お待ちしてます!

(取材/撮影/文・倉田航仁郎)


LIVE INFORMATION

告知にあったライブ情報の概要は下記の通り。詳細は、Dr.FOOL公式サイトへ。

2019年11月27日(水) 桃園の誓い

場 所神戸Event-hall RAT
兵庫県神戸市中央区加納町4丁目6-11 マスターズビルB1F
080-5773-3569
時 間開場 18:30 / 開演 19:00
チケット前売 ¥ 2,500 / 当日 ¥ 3,000
Ticket Reserve
ACTいつまでもそのテンポで / バニーブルース

2020年2月1日(土) Music Invader

場 所OSAKA MUSE
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目5-6 ミューズ389ビル
06-6245-5389
時 間開場 17:30 / 開演 18:30
チケット前売 ¥ 2,500 / 当日 未定
チケットぴあ、ローソンチケット、e+
各プレイガイド 一般発売中

チケットぴあ

ACTUNUBORE / kasumi / 君がそうなら僕はこう / スムージチークス

PROFILE

Dr.FOOL(ドクターフール)

2013年に前身バンド『ChromeCipher』から『Dr.FOOL』に改名して本格的に活動を開始。2016年にY-summer(key/performer)を正式にメンバーに迎えて現在の5人編成に。以降も様々なライブやフェスへの出演や、オムニバスやコンピレーションアルバムへ楽曲を提供するなど、精力的な活動を続けている。1st Single 『WA・DO・WA』、1st Full Album 『FOOL BOX』が発売中。