【Baby Canta】ポップさで世界を彩る注目度急上昇のシンガーソングライター

宮本 デン

宮本 デン

「【Baby Canta】ポップさで世界を彩る注目度急上昇のシンガーソングライター」のアイキャッチ画像


多彩な表情を持つ歌声と、人々を熱狂させるグルーヴ感を身に纏い、新世代のシンガーソングライターとして急激に注目度を高めているBaby Canta(ベイビー カンタ)。

2024年よりSNSにて活動を開始し、その卓越したギタースキルと歌声を活かした様々なカバー動画を投稿。2024年8月27日には初ワンマンライブ『First Cry』を開催し、普段のカバー動画とは一味違う、彼のグルーヴ感の真髄の一端を世間に披露した。

これらの活動を通じて、その実力と輝きは、新たな音楽を求める人々の間で確実に広がりを見せていった。そして、2024年10月16日にリリースした1st Single『ビビってバビってブー』によって、彼の存在が世間に対して鮮烈に彩られたのである。

今回はそんな彼に、音楽を志したきっかけや2nd Single『The Weak』に対する想い、今後の展望など、幅広い話を聞かせてもらった。


人々を魅了するBaby Cantaの“ポップ”ルーツを探る

初ワンマンライブ『First Cry』 2024.8.27 @TOKIO TOKYO

「小学5年生のときに父が持っていたギターを弾いてみたのが、音楽に興味を持ったきっかけでした! 作詞・作曲も、16歳ぐらいで遊び半分に作ったのが始まりですね」

天才とはこういうものなのかもしれない、と思わせるほどなんてことのないようにカラッと答えたBaby Canta。つい体が動いてしまうほどにノリが良く、一点の陰りも感じさせない楽曲たちから想像できる、彼の姿そのものが見えた気がした。

そんな底抜けに明るく聴こえる彼の楽曲のルーツは、いったいどこにあるのか? 憧れのアーティストを聞いたところ、納得の答えが返ってきた。

「憧れのアーティストは星野源さんです。星野源さんが影響を受けたとインタビューで仰っていたプリンスも聴いて、同じく影響を受けています。アーティストになりたいと思ったのも、星野源さんのアルバム『YELLOW DANCER』を聴いてからです」

星野源の『YELLOW DANCER』といえば、友人へ誕生日に贈った曲「SUN」など名曲ぞろいのアルバムである。星野源がくも膜下出血で休養を余儀なくされた際の心境が曲にも表れており、強すぎる死への不安と恐怖、そして生への憧憬を、最高にポップでノリの良い音楽でカラフルに彩った名盤だ。

星野源のポップさがBaby Cantaへ強い影響を与えているのならば、彼の楽曲から感じる底抜けの明るさにも合点がいく。と同時に、彼の音楽の奥底にある儚さのようなものの正体も、分かる気がする。彼がこれからどんな音楽の世界を展開するか、目が離せない。

日常のインスピレーションから生み出される―Baby Cantaの自然体の音楽制作

「作詞や作曲をする上で、もっとも大切にしていることは“パッション”です」

ただ一言、それだけをスパッと答えたBaby Canta。楽曲に込められたエネルギーや熱意が、聴く人々にも届くことを意識しているのだろう。彼のポップな楽曲からは、その力強さをありありと感じ取ることができる。

「制作する時間以外はあえて考えないようにして、制作すると決めたときに集中して考えます。歩いているときや、何かの拍子でメロディーが浮かぶこともあるので、そのときはすぐにボイスメモに録音します」

音楽に対してメリハリを付けながらも、普段の生活の中でひらめくインスピレーション-まさに自分の中にある“パッション”を大切にしている。そういった自然体な制作スタイルは、楽曲中に繰り返される印象的なフレーズについて聞いた際にも感じ取ることができた。

「〈ビビってバビってブー〉や〈エイヤエイヤッサー〉とかの印象的なフレーズはまったく意図的ではなくて、たまたま出てきたものです。ルーツというものも特にないですね(笑)」

彼の天性のリズム感とグルーヴ感が、あの中毒性のあるフレーズを生み出しているのだ。

2nd Single『The Weak』のこだわりとタイでのMV撮影

2025年2月5日にリリースされた2nd Single『The Weak』は、Baby Cantaの音楽の新たな一面を引き出す作品となった。彼のポップな音楽性全開の要素も踏襲しつつ、心情の葛藤や成長をテーマにした歌詞が際立つ楽曲となっている。

「ギターリフとホーンセクションは、前作『ビビってバビってブー』のエネルギッシュな雰囲気を受け継いでいますが、今回は新たな世界に挑戦する過程の葛藤や成長を歌詞に込めました。弱さを乗り越えようとする力強いメッセージが伝わるように心がけたので、注目して聴いてほしいです」

まだデビューしたばかりのBaby Cantaが、これから世界に挑戦していくにあたりこの曲をリリースしたのは、自身への激励のような側面もあるのかもしれない。聴くと元気が出る音楽というのは、まさに彼の楽曲のことを指すのだろう。

また、MVの舞台となったタイでの撮影についてもこう語っている。

「人生初の海外だったので不安もありましたが、現地の人々の温かさに触れ、撮影が進むにつれて安心感が増していきました。特に、最後のシーンでは現地の皆さんと一緒に歌いながら撮影をしたので、ライブ感覚で楽しく盛り上がることができました!」

彼の音楽が作り出すグルーヴ感は、世界のどこでも通用するようだ。

他にもタイの街並みや人々との交流、さらにグリーンカレーをはじめとしたタイ料理の美味しさにも触れ「また遊びに行きたいなと思っています」と答えた彼の姿に、等身大の一面を垣間見た気がした。

彼は音楽活動の中で、ミュージシャンのソロキャンプに密着するJ-WAVEの企画『Jeep FINDING CAMP』に出演し、キャンプを楽しむ姿も度々見せている。アーティストとしての魅力だけじゃない、こういった飾らない言葉や姿が、これから世界中で愛されるようになってほしいと願っている。

MESSAGE

Baby Cantaはまだ始まったばっかりなので乞うご期待くだせぇ!
以上Baby Cantaでした!
またどこかで


(取材/文・宮本デン)


PROFILE

Baby Canta(ベイビー カンタ)

東京生まれ。22歳。小学5年生でギターを始める。高校卒業後、DTM、作詞作曲を本格的に開始。
2024年よりSNSでカバー曲を投稿。尊敬する星野源「SUN」のカバー動画が一晩で20万再生を記録するなど、表情豊かな歌声と卓越したギタースキルは投稿当初より大きな注目を集める。
10月にリリースされた1stシングル「ビビってバビってブー」はJ-WAVEの10月度『SONAR TRAX』に選出され、リリース前より「TOKIO HOT 100」にチャートイン、最高5位を記録。また、USEN HIT J-POPランキングでは2週連続の1位、月間2位の快挙を達成! Shazam Discovery Japanチャートでも最高6位、FM802「OSAKAN HOT 100」にもランクインした。さらに、これからの活躍が期待される次世代アーティストを選ぶ企画、LINE MUSIC『NEXT SPIKES Vol.4』にも音源リリース前では異例の選出となり、Amazon Music『BEST OF 2024 Breakthrough Artists』にも選出された。
2025年2月には2ndシングル「The Weak」がリリースされ、全編タイにて撮影されたミュージックビデオは公開1週間で10万再生突破と早くも話題に!
ブラックミュージックに傾倒し自然と醸し出される絶妙なグルーヴ感と、バンドスタイルで鳴らすロック然としたパフォーマンスは必聴。邦洋問わずジャンルを縦横無尽に飛び越え、歌謡エッセンスをも内包するメロディーセンスとソングライティングにも注目。

活動開始

2024年

主な活動拠点

東京都

HP / SNS

bio.to/babycanta

「ヂラフのFIND OUT!」で
あたらしいアーティストをもっと探す
ヂラフのFIND OUT!